Googleが販売するスマートウォッチ「Pixel Watch」シリーズに搭載された心電図(ECG)機能。この機能を使えば、手首に装着したまま心房細動(AFib)の兆候をチェックできます。
「Pixel Watchで心電図ってどうやって使うの?」
「対応している機種はどれ?」
「測定結果はどう見ればいいの?」
そんな疑問をお持ちの方に向けて、この記事ではPixel Watchの心電図機能について、対応機種から具体的な使い方、注意点まで徹底的に解説します。健康管理に役立てたい方、購入を検討中の方はぜひ最後までご覧ください。
Pixel Watchの心電図機能とは
Pixel Watchの心電図機能は、Fitbitが提供する心電図アプリを使って、心臓の電気的なリズムを約30秒間測定するものです。この機能は、不規則な心拍リズムの一種である「心房細動(AFib)」の兆候がないかを検出する補助的なツールとして設計されています。
この機能の大きな特徴は、スマートフォンと同じ手軽さで心臓のリズムチェックができること。従来は医療機関でしかできなかった簡易的な心電図計測が、日常的に行えるようになりました。
ただし、これはあくまで「心房細動の兆候を検出する補助機能」であり、病気の診断を下す医療機器ではありません。気になる結果が出た場合は、必ず医師の診断を受けることが重要です。
Pixel Watch心電図機能の対応機種
心電図機能が利用できるPixel Watchシリーズは以下のとおりです。
Google Pixel Watch 4
最新モデルであるPixel Watch 4は、発売時から心電図機能がプリインストールされた状態で出荷されています。購入後すぐにこの機能を利用開始できるのが大きなメリットです。
- 特徴:初めて日本向けに心電図機能が標準搭載されたモデル
- 向いている人:最新の健康管理機能を求める人、新しくPixel Watchを購入する人
- 向いていない人:すでにPixel Watch 2や3を所有している人(後述のアップデートで同じ機能が使えるため、買い替えの必然性は低いです)
- 注意点:心電図機能利用には22歳以上であることや、心臓ペースメーカーなどの医療機器との干渉リスクに関する注意事項があります
Pixel Watch 4の価格は41mmモデルで52,800円(税込)からとなっています(2025年10月時点)。
Google Pixel Watch 3
Google Pixel Watch 2
Pixel Watch 3とPixel Watch 2は、発売当初は日本国内で心電図機能が無効化されていましたが、2025年10月9日のソフトウェアアップデートにより機能が追加されました。
- 特徴:無料のソフトウェアアップデートで心電図機能が利用可能に
- メリット:新しい時計を購入しなくても機能が使えるようになる
- デメリット:初回設定時にアップデートとアプリのインストールが必要
- 向いている人:すでにPixel Watch 2または3を所有している人
- 注意点:Pixel Watch 4と同様に年齢制限や医療機器に関する注意事項があります
アップデートは無料で提供されており、Fitbit Premiumへの加入も不要です。
初代Pixel Watch(非対応)
初代Pixel Watchについては、心電図機能のアップデート対象外という情報があります。また、販売も終了しているため、心電図機能を利用したい場合はPixel Watch 2以降のモデルを検討する必要があります。
Pixel Watchで心電図を測定する方法
心電図機能の使い方はとてもシンプルです。初回設定から実際の測定までの流れを解説します。
測定前の準備
まず、Pixel WatchにFitbit心電図アプリがインストールされていることを確認しましょう。Pixel Watch 4はプリインストールされていますが、Pixel Watch 2や3の場合はアップデート後にアプリが追加されます。もしアプリが見当たらない場合は、Google Playストアからインストールできます。
アプリを初めて起動すると、年齢確認が求められます。この機能は22歳未満の方は利用できないため、年齢情報の入力が必要です。
実際の測定手順
測定は以下の手順で行います。
- Pixel Watchで「Fitbit心電図」アプリを開く
- 画面上の案内に従い、手首に時計を正しく装着していることを確認する
- 時計のリューズ(デジタルクラウン)に指を当てる
- 約30秒間、できるだけ動かずに待つ
- 測定が完了すると、画面に結果が表示される
測定中は、時計の背面にあるセンサーとリューズの電極が連動して心臓の電気信号を検出します。指をリューズに当てている間は、リラックスしてじっとしていることが正確な測定のコツです。
測定結果の確認方法
測定結果はその場でPixel Watchの画面でも確認できますが、より詳細な情報はスマートフォンのFitbitアプリで見ることができます。
Fitbitアプリでは、過去の測定履歴や心電図の波形データを確認可能。さらに、測定結果をPDFとしてエクスポートする機能も備わっているため、医療機関を受診する際にデータを持参することもできます。
心電図の測定結果の見方
測定結果は主に以下の種類に分類されます。それぞれの意味を正しく理解しておくことが大切です。
洞調律(どうちょうりつ)
「洞調律」とは、心臓が正常なリズムで規則正しく拍動している状態を指します。この結果が出た場合は、心房細動の兆候は検出されなかったことを意味します。ただし、これはあくまで「この時点での評価」であり、心臓にまったく問題がないことを保証するものではありません。
心房細動(AFib)の兆候
「心房細動(AFib)」は、心臓の上部(心房)が不規則に収縮する不整脈の一種です。測定結果で心房細動の兆候が示された場合は、医師の診断を受けることを強く推奨します。
ここで重要なのは、この結果はあくまで「兆候」であり「診断」ではないという点です。自己判断せず、必ず医療機関で専門医の評価を受けましょう。
判定不能
測定中に心拍数が高すぎたり低すぎたりした場合、または測定が適切に行えなかった場合は「判定不能」と表示されます。「高心拍数」「低心拍数」などの原因が表示されることもあります。
この場合は、しばらく時間を置いて、落ち着いた状態でもう一度測定してみることをおすすめします。
Pixel Watch心電図機能の注意点と制限
Pixel Watchの心電図機能を安全に活用するために、以下の注意点を必ず確認しておいてください。
医療用の心電図とは異なる
Pixel Watchの心電図機能は、医療機関で行われる「12誘導心電図」とは異なります。病院の心電図は全身の複数の位置から心臓の電気信号を詳細に記録しますが、スマートウォッチの心電図は手首1箇所の情報をもとにしています。そのため、検出できる心臓の状態は限定的です。
この機能はあくまで心房細動の兆候をチェックするための補助ツールであり、心臓発作(心筋梗塞)などを検知することはできません。
利用年齢制限
この機能は22歳以上の方を対象としています。これは心房細動のリスクが一般的に年齢とともに高まることや、若年層での有効性が十分に検証されていないことなどが理由と考えられます。
医療機器との干渉リスク
公式情報では、心臓ペースメーカーやその他の植込み型医療機器との干渉リスクについて注意喚起がされています。該当する機器を使用している方は、事前に医師に相談することをおすすめします。
特定のバンドとの互換性
初代Pixel Watchでは、特定のメタルバンドが心電図機能と互換性がないという情報があります。心電図機能を使用する際は、公式の互換性情報を確認した上でバンドを選ぶとよいでしょう。
よくある質問
Fitbit Premiumに加入する必要がありますか?
いいえ、心電図機能の利用にFitbit Premiumへの加入は不要です。誰でも無料で使用できます。
測定結果はどこで確認できますか?
Pixel Watch本体とスマートフォンのFitbitアプリの両方で確認できます。詳細な波形や過去の履歴はFitbitアプリで見ることが可能です。
測定結果を医師に見せることはできますか?
はい、Fitbitアプリから測定結果をPDF形式でエクスポートできます。医療機関を受診する際にデータを共有することが可能です。ただし、あくまで参考情報として提供し、医師の診断と併せて活用しましょう。
日本で心電図機能が使えるようになったのはいつですか?
2025年10月9日から、Pixel Watch 4の発売と同時に日本国内でも利用可能になりました。Pixel Watch 2と3も同日のアップデートで対応しています。それ以前は日本ではこの機能が利用できなかったため、古い情報に注意してください。
まとめ:Pixel Watchで心電図機能を活用しよう
Pixel Watchの心電図機能は、日常的に心房細動の兆候をチェックできる便利な健康管理ツールです。
- 対応機種:Pixel Watch 2、3、4(初代は非対応)
- 測定時間:約30秒
- 必要なもの:Fitbit心電図アプリ(無料、Fitbit Premium不要)
- 利用条件:22歳以上
- 結果の種類:洞調律、心房細動の兆候、判定不能
この機能は、心房細動の早期発見につながる可能性がある一方で、あくまで補助的なツールであることを忘れないでください。気になる症状がある場合や測定結果に不安を感じた場合は、必ず医師に相談しましょう。
健康管理の一環としてPixel Watchの心電図機能を活用し、より良い毎日を送るための判断材料にしてみてはいかがでしょうか。

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