スマートウォッチの防水性能を徹底解説!IP等級・ATM表記の見方と正しい使い方

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スマートウォッチを選ぶとき、防水性能って気になりませんか?

「IP68って何?」「5ATMって書いてあるけど、お風呂で使っていいの?」――そんな疑問を持ったまま、なんとなく選んでしまっていませんか?

じつは防水性能の表記には、しっかりとした意味とルールがあります。この記事では、防水性能の正しい見方と、購入後に後悔しないためのポイントをわかりやすく解説します。これを読めば、あなたのライフスタイルにぴったりな防水スマートウォッチが選べるようになりますよ。

  1. スマートウォッチ防水の基本:まず知っておきたい2つの規格
    1. IPコード(IP68・IP67など)の読み方
    2. ATM(気圧)表記(5ATM・10ATMなど)の正しい意味
    3. IP68と5ATMはどちらが防水性が高い?
  2. 【シーン別】どれを選べばいい?防水性能の選び方
    1. 日常使いが中心なら「3ATM〜5ATM」で十分
    2. プールや海で使いたいなら「5ATM以上」が目安
    3. ダイビングや本格ウォータースポーツには「10ATM以上」
  3. 知っておきたい防水スマートウォッチの注意点
    1. 防水は「永遠」ではない
    2. お風呂・サウナでの使用は非推奨
    3. 海水使用後は必ず真水で洗い流す
    4. 水没故障は保証対象外になることが多い
  4. 防水スマートウォッチのおすすめモデルを比較
    1. 1. Apple Watch Ultra 2 – 本格アウトドア・ダイビング向け
    2. 2. Apple Watch Series 10 – バランスのよい標準モデル
    3. 3. Garmin Fenix 8 – アウトドアGPSのプレミアムモデル
    4. 4. Samsung Galaxy Watch 7 – Androidユーザーにおすすめ
    5. 5. Xiaomi Redmi Watch 5 Active – コスパ重視のエントリーモデル
  5. 防水スマートウォッチに関するよくある疑問
    1. Q. 防水スマートウォッチはお風呂で使っても大丈夫?
    2. Q. 海水で使うと故障する?
    3. Q. 防水性能はずっと続くの?
    4. Q. 水没したら保証は効くの?
    5. Q. IP68と5ATM、どっちを選べばいい?
  6. 防水スマートウォッチを長く使うための3つのポイント
    1. 1. メーカーの公式情報を必ず確認する
    2. 2. 防水=すべての水に強いわけではない
    3. 3. 定期的なメンテナンスを習慣にする
  7. まとめ:自分の使い方に合った防水性能を選ぼう

スマートウォッチ防水の基本:まず知っておきたい2つの規格

スマートウォッチの防水性能を表すとき、主にふたつの規格が使われています。

ひとつはIPコード(JIS C 0920:2003)、もうひとつはATM(気圧)表記(ISO 22810:2010)です。このふたつはまったく別の規格なので、正しく理解しておくことが大切です。

IPコードは「JIS(日本産業規格)」という日本の国家規格で定められていて、主に電子機器全般の防水・防塵性能を表すのに使われます。

一方、ATM表記は「ISO(国際標準化機構)」という国際規格で、時計やスマートウォッチの防水性を表すためのものです。

このふたつを混同している解説も少なくないので、まずはここをしっかり押さえておきましょう。

IPコード(IP68・IP67など)の読み方

IPコードは「IP」のあとに2桁の数字が並びます。

1桁目は固体(ほこりや砂など)に対する保護等級、2桁目は液体(水)に対する保護等級を表しています。

よく見かける「IP68」なら、こんな意味です。

  • 6:防塵密閉型(ほこりが完全に入らない)
  • 8:連続水中使用可能(メーカーが指定する条件のもとで水中での使用に耐えられる)

つまりIP68は、防塵性が最高レベルで、かつメーカーが定めた条件下での連続的な水中使用に対応していることを示しています。

ただ、ここで注意したいのは「8」の条件はメーカーごとに異なるという点です。水深や使用時間は製品ごとに決められているので、IP68だからといってすべての製品が同じように使えるわけではありません。

また、IP67なら「6:防塵密閉型+7:一時的な水中浸漬(30分・1mまで)」という意味になります。

「IPX7」のような表記は古いものです。現在は「IP67」や「IP68」など、2桁の数字をそろえて表記するのが一般的です。

ATM(気圧)表記(5ATM・10ATMなど)の正しい意味

スマートウォッチの仕様に「5ATM」や「10ATM」といった表記を見たことがある人も多いでしょう。

ATMとは「気圧」の単位で、1ATMは約10mの水深における水圧に相当します。

たとえば「5ATM」なら「水深50m相当の静止水圧に耐えられる」という意味です。

ただし、ここがとても重要なポイントです。

5ATM=水深50mまで使えるわけではありません。

ATMはあくまで静止した水圧に対する耐性を示すものであり、実際にその水深で使えることを意味しているわけではありません。水泳中の腕の動きや、流水、シャワーの水圧など、動的な圧力は静止水圧よりもはるかに大きくなります。

ISO 22810:2010という国際規格にもとづくと、5ATMは「水泳やシャワーに耐えられる」レベルで、スキューバダイビングには非対応とされています。

一般的な目安はこんな感じです。

  • 3ATM(30m相当):日常生活防水(手洗い・雨程度)
  • 5ATM(50m相当):水泳・シャワー・シュノーケリング対応
  • 10ATM(100m相当):高強度のウォータースポーツ対応
  • 20ATM(200m相当)以上:スキューバダイビング対応

スマートウォッチでは5ATMが多く採用されており、一般的なプールでの水泳や日常の水まわりなら十分な性能といえます。

IP68と5ATMはどちらが防水性が高い?

よく比較されるのが「IP68」と「5ATM」です。

結論からいうと、どちらが高いとは一概には言えません。なぜなら、ふたつの規格は試験方法や基準がまったく異なるからです。

IP68は「防塵+連続水中使用」を表す規格で、主にスマートフォンやタブレットなどの電子機器で使われます。条件はメーカーが指定しますが、一般的には「水深1.5m・30分」などが目安です。

一方、5ATMは「静止水圧50m相当」の耐性を示す時計用の規格で、より水深に強いことを示します。

実際には、5ATMのほうが水深に対する耐性は強いとされることが多いです。ただし、IP68は防塵性能も同時に満たしているというメリットがあります。

ちなみに、最近のスマートウォッチには両方の規格を併記している製品もあります。たとえばSamsung Galaxy Watch 7は、5ATM防水とIP68等級の両方を備えています。こうした製品は、より幅広い環境で安心して使えるといえるでしょう。

【シーン別】どれを選べばいい?防水性能の選び方

ここからは、あなたの使用シーンに合わせた防水性能の選び方を紹介します。

スマートウォッチの防水性能は、数字が高ければいいというものではありません。自分がどんな場面で使うのかをイメージすることが、正しい選択への近道です。

日常使いが中心なら「3ATM〜5ATM」で十分

通勤、買い物、ランニング、ちょっとした雨の日――そんな日常使いがメインなら、3ATM〜5ATMの防水性能で十分です。

手を洗うときや急な雨に濡れる程度なら問題なく使えます。5ATMなら水泳にも対応しているので、週末にプールで泳ぐようなライフスタイルにも安心です。

たとえばApple Watch Series 10は5ATM防水+IP6X防塵を備えていて、一般的なユーザーにちょうどいいバランスのモデルとして人気です。日常使いからスイムワークアウトまでカバーできるので、多くの人に向いています。

プールや海で使いたいなら「5ATM以上」が目安

夏の海やプールでスマートウォッチを使いたいなら、最低でも5ATM以上の製品を選びましょう。

5ATMがあれば、シュノーケリングやスイムトラッキングにも対応できます。海水で使う場合は、使用後に真水で洗い流すことをメーカーが推奨しているケースが多いので、その点も覚えておいてください。

海での使用に関しては、メーカーによって対応が異なります。公式情報を確認したうえで使うようにしましょう。

ダイビングや本格ウォータースポーツには「10ATM以上」

スキューバダイビングやサーフィン、水上スキーなど、本格的なウォータースポーツを楽しむなら、10ATM以上の防水性能が必要です。

Apple Watch Ultra 2はWR100(水深100m相当・10ATM)の防水性能を持ち、さらに水深計も搭載しています。EN13319というダイビング用の認証も取得しており、レクリエーションダイビングで使える数少ないスマートウォッチのひとつです。

Garmin Fenix 8も10ATM防水に対応していて、アウトドアシーンでの信頼性が高いモデルとして知られています。

これらのモデルは価格帯も高めですが、それだけの性能と耐久性を備えているといえるでしょう。

知っておきたい防水スマートウォッチの注意点

防水性能があれば、どんな場面でも安心――そう思いたくなりますが、じつはいくつか大切な注意点があります。

ここでは、購入後「こんなはずじゃなかった」と後悔しないために、知っておくべきポイントをまとめました。

防水は「永遠」ではない

スマートウォッチの防水性能は、経年劣化します。

内部のシールや接着部分は、時間の経過とともに劣化していきます。購入時は5ATMでも、数年経てば同じ性能を維持しているとはかぎりません。

特に以下のような要因は劣化を早めます。

  • 高温多湿(お風呂・サウナなど)
  • 石鹸水やシャンプー・香水などの化学成分
  • 強い衝撃(落下・ぶつけ)
  • 急激な温度変化

防水性能は「永遠に続くものではない」という認識を持っておくことが大切です。

お風呂・サウナでの使用は非推奨

「防水ならお風呂でも大丈夫」と思っていませんか?

ほとんどのメーカーは、お風呂やサウナでの使用を推奨していません

その理由は、高温のお湯や水蒸気が防水シールの劣化を早めるからです。また、石鹸やシャンプーの成分も悪影響を与えることがわかっています。

Appleの公式サポートでも、Apple Watchをシャワーやお風呂で使うことは推奨されておらず、石鹸水やシャンプー、香水などは時計のシールやセンサーに悪影響を与えると明記されています。

防水性能があっても、お風呂やサウナでは外すのが無難です。

海水使用後は必ず真水で洗い流す

海で使ったあとにそのままにしていませんか?

海水には塩分が含まれており、これが充電ポートやボタン周りに付着すると、腐食の原因になります。

多くのメーカーが、海水使用後は真水で洗い流すことを推奨しています。洗ったあとはしっかり乾燥させてから充電するようにしましょう。

水没故障は保証対象外になることが多い

ここは非常に重要なポイントです。

水没による故障は、多くのメーカーで保証対象外とされています。

防水性能を備えていても、それは「耐水性」を保証するものであり、「水没による故障を無償で修理します」という意味ではありません。

たとえばAppleの保証ポリシーでは、液体による損傷は保証の対象外です。GarminやSamsungも同様の対応をとっています。

つまり、防水表示を信じて使った結果、水が入って故障しても、有償修理になる可能性が高いということです。

そのため、メーカーが推奨する使い方の範囲を超えないことが、結果的に長く使うコツでもあります。

防水スマートウォッチのおすすめモデルを比較

ここからは、防水性能を軸に、代表的なスマートウォッチを紹介します。

それぞれの特徴や向いている人を整理しているので、自分に合ったモデルを見つける参考にしてください。

1. Apple Watch Ultra 2 – 本格アウトドア・ダイビング向け

  • 防水性能:WR100(100m防水・10ATM相当)+IP6X防塵
  • 特徴:水深計を搭載し、レクリエーションダイビングに対応。EN13319認証取得。
  • メリット:本格的なマリンスポーツやアウトドアでも安心して使える高い防水性能。
  • デメリット:価格が高く、一般ユーザーにはオーバースペックな場合がある。
  • 向いている人:ダイビングやサーフィンなど、本格的なウォータースポーツを行う人。
  • 向いていない人:日常使いだけを目的としていて、コストパフォーマンスを重視する人。
  • 注意点:水深計は娯楽目的のダイビング向けで、プロフェッショナル用ではない。

2. Apple Watch Series 10 – バランスのよい標準モデル

  • 防水性能:5ATM防水+IP6X防塵
  • 特徴:スイムワークアウト対応、水深計も搭載(シリーズ9から継承)。
  • メリット:日常使いから水泳までカバーできるちょうどいいバランス。
  • デメリット:スキューバダイビングには非対応。
  • 向いている人:プールでの水泳やシュノーケリング、日常的な水まわり使用をする人。
  • 向いていない人:本格的なダイビングを楽しみたい人。
  • 注意点:石鹸水やシャンプー・香水などはシールやセンサーに悪影響を与えるため避ける。

3. Garmin Fenix 8 – アウトドアGPSのプレミアムモデル

  • 防水性能:10ATM防水(水深100m相当)
  • 特徴:ダイビング対応、マルチスポーツモード搭載の本格アウトドアウォッチ。
  • メリット:高い防水性能と豊富なアウトドア機能を兼ね備える。
  • デメリット:高価格。大型で重量があるため、普段使いにはやや大きい。
  • 向いている人:トレイルランニング、スイム、ダイビングなど多様なアクティビティを行う人。
  • 向いていない人:軽量・コンパクトなスマートウォッチを求める人。
  • 注意点:各アクティビティモードで正しい設定が必要。

4. Samsung Galaxy Watch 7 – Androidユーザーにおすすめ

  • 防水性能:5ATM防水+IP68等級
  • 特徴:ふたつの規格を両方カバーしており、高い信頼性。
  • メリット:IP68と5ATMの両方の規格を満たすので、防塵・防水の両面で安心。
  • デメリット:iPhoneとの連携は制限される。
  • 向いている人:Androidユーザーで日常使いと水泳を楽しむ人。
  • 向いていない人:iPhoneユーザー。
  • 注意点:IP68の「8」はメーカー条件付き(水深1.5m・30分など)なので、過信しない。

5. Xiaomi Redmi Watch 5 Active – コスパ重視のエントリーモデル

  • 防水性能:5ATM防水
  • 特徴:低価格帯ながら十分な防水性能を備える。
  • メリット:コストパフォーマンスが非常に高い。
  • デメリット:高価格帯モデルと比べて全体的な耐久性や機能に制限がある。
  • 向いている人:予算を抑えたい人、スマートウォッチ入門者。
  • 向いていない人:高度な機能や正確なセンサー精度を求める人。
  • 注意点:防水性能は同等と謳っていても、品質管理は価格相応の側面もあることを理解しておく。

防水スマートウォッチに関するよくある疑問

ここでは、防水スマートウォッチに関してよく聞かれる疑問をまとめました。

Q. 防水スマートウォッチはお風呂で使っても大丈夫?

先述のとおり、ほとんどのメーカーがお風呂やサウナでの使用を推奨していません。高温や石鹸成分が防水性能の劣化を早めるためです。お風呂では外すのが安全です。

Q. 海水で使うと故障する?

海水で使うこと自体は可能なモデルもありますが、使用後は必ず真水で洗い流すことが推奨されています。塩分が残ると充電端子やボタン周りが腐食する原因になります。

Q. 防水性能はずっと続くの?

いいえ、防水性能は経年劣化します。シールや接着部分が時間とともに劣化するため、購入時の性能が何年も続くわけではありません。定期的なメンテナンスや、過信しない使い方が大切です。

Q. 水没したら保証は効くの?

多くのメーカーで、水没による故障は保証対象外です。防水表示は「耐水性」を表すものであり、「水没故障を無償修理します」という意味ではありません。取扱説明書に記載された使い方を守ることが重要です。

Q. IP68と5ATM、どっちを選べばいい?

両方の規格を満たしている製品が最も安心です。どちらか一方しかない場合は、使用シーンで選びましょう。プールや海で使いたいなら5ATM、粉塵の多い環境で使うならIP68がより適しています。

防水スマートウォッチを長く使うための3つのポイント

最後に、防水スマートウォッチを長く快適に使うためのポイントをまとめます。

1. メーカーの公式情報を必ず確認する

防水性能の詳細や使用上の注意は、製品によって細かく異なります。購入前や使い始める前に、必ずメーカーの公式サポートページで情報を確認する習慣をつけましょう。

価格やスペックは変更される場合があるため、最新情報は公式サイトでご確認ください。

2. 防水=すべての水に強いわけではない

防水性能があっても、「すべての水に強い」わけではありません。温水、石鹸水、海水、化学成分を含む水などには特に注意が必要です。使用シーンに合わせた適切なケアを心がけましょう。

3. 定期的なメンテナンスを習慣にする

使用後は柔らかい布で拭く、海水使用後は真水ですすぐ、充電ポートは乾燥させてから充電する――こうした日常的なケアが、スマートウォッチの寿命を延ばします。

まとめ:自分の使い方に合った防水性能を選ぼう

スマートウォッチの防水性能は、IP等級とATM表記のふたつの規格を正しく理解することが第一歩です。

  • IP68は防塵+連続水中使用を示す
  • 5ATMは水深50m相当の静止水圧に耐えられることを示す
  • どちらが優れているかは単純に比較できない
  • 防水性能は経年劣化する
  • お風呂やサウナでの使用は非推奨
  • 水没故障は保証対象外になることが多い

日常使いなら5ATMで十分。海やプールで使いたいなら5ATM以上。ダイビングまで楽しみたいなら10ATM以上のモデルを選びましょう。

防水性能は、スマートウォッチを選ぶうえでとても大切な要素のひとつです。この記事で紹介したポイントを参考に、あなたのライフスタイルにぴったりな一台を見つけてくださいね。

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