日本で長らく待たれていたPixel Watchシリーズの心電図(ECG)機能。ついにGoogle Pixel Watch 4で利用可能になりました。しかも、最新モデルだけでなく、Google Pixel Watch 3やGoogle Pixel Watch 2もアップデートで対応しています。
この記事では、Pixel Watch 4の心電図機能について、実際の使い方、注意点、旧モデルとの違いまで、わかりやすく解説していきます。
Pixel Watch 4の心電図機能とは?
Pixel Watch 4の心電図機能は、スマートウォッチの背面センサーと側面のリューズ(クラウン)を使って、約30秒間の心臓の電気的な活動を記録する機能です。
従来、この機能は日本では利用できませんでしたが、2025年8月の公式発表を経て、同年10月9日のPixel Watch 4発売と同時に日本でも正式に提供が開始されました。
何がわかるの?
測定結果は主に以下の3つに分類されます。
- 洞調律:正常な心臓のリズムです。規則正しく拍動している状態を指します。
- 心房細動(AFib):心臓の上部(心房)が不規則に収縮する不整脈の一種です。この結果が出た場合は、医療機関での診察を受けることをおすすめします。
- 判定不能:測定中に動きすぎたり、心拍数が高すぎたりして、正確に判定できなかった場合に出ます。もう一度落ち着いて測定し直してみましょう。
なお、この機能は米国食品医薬品局(FDA)や日本の承認を得ており、信頼性の高いアルゴリズムが採用されています。
対応機種は?
心電図機能に対応しているのは、以下のモデルです。
- Pixel Watch 4:発売時から標準搭載
- Pixel Watch 3:ソフトウェアアップデート(2025年秋頃)で対応
- Pixel Watch 2:ソフトウェアアップデート(2025年秋頃)で対応
初代Pixel Watchは対象外となりますのでご注意ください。
実際の使い方|設定から測定まで
心電図の測定自体は非常にシンプルです。ここではPixel Watch 4での手順を紹介します。
1. 初期設定
Pixel Watch 4をスマートフォンとペアリングし、Fitbitアプリを最新版にアップデートしておきましょう。心電図機能はFitbit Premiumに加入しなくても利用可能です。
2. 測定手順
- Pixel Watch 4で「Fitbit 心電図」アプリを開きます。
- 画面の指示に従い、指を側面のリューズ(クラウン)に軽く触れさせます。
- 測定中は動かず、リラックスしてください。約30秒で測定が完了します。
- 測定後、結果がすぐに画面に表示されます。
3. 結果の確認・共有
測定結果はスマホのFitbitアプリでより詳細に確認できます。また、結果はPDFとして出力・共有することが可能です。かかりつけの医師に見せる際などに便利です。
注意点|医療機器ではないことを必ず理解する
Pixel Watch 4の心電図機能は非常に便利ですが、医療機器ではありません。ここが最も重要なポイントです。
- 診断目的では使用できません:この機能だけで心臓病や心臓発作を診断することはできません。
- 心臓発作を検知するものではありません:胸の痛みや圧迫感などの緊急症状には対応していません。
- 22歳未満は利用できません:若年者は心房細動のリスクが極めて低く、誤った判定を防ぐための措置です。
もし「心房細動」の結果が出た場合や、胸の痛み、動悸、息切れなどの症状がある場合は、決して自己判断せず、すぐに医療機関を受診してください。この機能はあくまで健康管理の一環として、医師の診断を補う補助的なツールとして活用しましょう。
気になる点|競合との違いは?
日本ではApple Watchも心電図機能を提供しています。Pixel Watch 4の心電図機能と比較した際、現時点で気になる違いが一つあります。
それが、「心房細動の不規則通知機能」の有無です。
Apple Watchでは、バックグラウンドで心拍リズムをモニタリングし、不整脈が疑われる場合に能動的に通知してくれる機能があります。一方、Pixel Watch 4の現時点での心電図機能は、ユーザーが自らアプリを開いて測定する能動的なものです。
この点については、今後のソフトウェアアップデートで機能追加される可能性も期待されていますが、現時点では公式発表はありません。
まとめ|Pixel Watch 4の心電図機能は買い?
Pixel Watch 4の心電図機能は、これまで日本では使えなかった機能がついに解禁されたという点で、大きな進歩です。
- こんな人におすすめ:心臓のリズムをこまめにチェックしたい人、健康管理に積極的な人、Googleエコシステムを愛用している人。
- こんな人には向かないかも:常時バックグラウンドで不整脈を監視してほしい人(現状はApple Watchが有利)、血圧測定機能を求めている人(Pixel Watch 4には非搭載)。
価格は41mm Wi-Fiモデルで52,800円(税込)からと、決して安くはありません。しかし、心電図機能を含む充実した健康管理機能や、Gemini(ジェミニ)AIアシスタントとの連携、美しいデザインを考えると、十分に検討する価値のある一台です。
購入を検討されている方は、Googleストアや各ECサイトで最新の価格やキャンペーン情報をチェックしてみてください。また、測定結果の解釈に不安がある場合は、必ず医師に相談するようにしましょう。

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