ガーミン165、気になってるけど「結局何ができるの?」って思ってませんか
ランニングを始めようと思って時計を探していると、必ず目に入るGarmin ForeAthlete 165。ガーミンのGPSウォッチの中でもエントリーモデル的な位置づけだけど、価格は4万円台とそれなりにするんですよね。「買って後悔したくない」「本当に必要な機能は入ってるの?」そんなモヤモヤ、めちゃくちゃわかります。
というわけで、実際に数ヶ月使い倒してみました。ランニング機能はもちろん、普段使いや睡眠管理まで、165でできることを余すところなくお伝えします。
ランニング中に165がやってくれること。数字で走りが見える化される感動
まずは本命のランニング機能から。GPSをオンにして走り出すと、距離・ペース・心拍数・消費カロリーはもちろん、もっと深いデータまで記録されます。
たとえば「トレーニング効果」。有酸素運動としてどれだけ心肺に刺激が入ったか、無酸素の追い込み具合はどうだったかを5段階評価で教えてくれます。「今日はちょっと追い込みすぎたな」とか「まだまだいけたかも」が数字でわかるようになる。
さらにVO2 Max(最大酸素摂取量)の推定値も継続的に更新されていきます。これ、最初は全然わからなかったんですが、要は「あなたのランニング体力、同年代の中でどれくらいですか」を数値化したもの。ランニングを続けているとジワジワ上がっていくので、ゲームのスキルレベルみたいで地味にモチベーションになるんですよね。
ランニングパワーも手首だけで計測可能。本来は専用センサーが必要な指標ですが、165は腕の振りから推定してくれます。参考値ではあるものの、「同じペースでも向かい風だとパワーが必要」みたいなことが見えて面白い。
レース予想タイムも表示されます。5km、10km、ハーフ、フルマラソンの予想タイムがVO2 Maxから自動計算されて、「今の実力ならハーフは2時間切れるかも」なんてニヤニヤできます。
あと意外と便利なのがPacePro(ペースプロ)。レース前にコース高低差を考慮したペース配分をガーミンコネクトで作成しておくと、本番で「今は登りだから少し抑えめに」と誘導してくれる。フラットな河川敷だとあまりありがたみはないけど、起伏のある大会に出るなら心強い相棒です。
普段使いのスマートウォッチとしても優秀すぎる
165のディスプレイはAMOLED。有機ELで発色がめちゃくちゃ綺麗で、文字盤の視認性は文句なし。Apple Watchユーザーが見ても「あれ、きれいじゃん」ってなるレベルです。
通知機能もちゃんと使えます。LINEやメール、着信はバイブで教えてくれるし、メッセージの内容も表示可能。画像付きの通知にも対応しているので、家族から送られてきた写真をチラ見したり。返信はできないけど、スマホ取り出すかどうかの判断が手首でできるだけでもだいぶ楽。
そして何よりありがたいのがSuica対応(Musicモデルのみ)。ランニング中にコンビニで飲み物買うとき、スマホも財布も持たずにピッて決済できる。これだけでMusicモデルを選ぶ価値があります。ポケットに小銭ジャラジャラから解放されるって、控えめに言って文明開化です。
バッテリーはスマートウォッチモードで約11日。常時表示をオンにしても体感で5~6日は余裕でもつので、充電ストレスはほぼゼロ。週末ランナーなら「あ、そういえば充電しなきゃ」の頻度が少なくて快適です。
睡眠と健康管理で自分のコンディションが手に取るようにわかる
165を着け始めて一番生活が変わったのが睡眠管理かもしれません。寝ている間に睡眠ステージ(深い眠り・浅い眠り・レム睡眠)を分析して、朝には100点満点の睡眠スコアが表示されます。
「昨夜は深い睡眠が少なかったな」「寝る時間が遅いとスコアが下がるな」と、自分の睡眠のクセが可視化される。睡眠スコアが低い日は「今日は無理せず軽めに走ろう」とか、自然と調整できるようになります。これ、体調管理の解像度が一気に上がります。
Body Battery(ボディバッテリー)という機能も面白い。心拍変動から体のエネルギー残量を0~100で推定してくれるんですが、会議続きでストレスが高いとガンガン減っていくし、昼寝すると回復するのが一目瞭然。「あ、今の自分めっちゃ消耗してるわ」と客観視できるので、無理しなくなる。これ大人の自己管理ツールとしてめちゃくちゃ優秀。
モーニングレポートという機能も地味に好きです。朝起きると「昨夜の睡眠スコアは85点です。今日の天気は晴れ。午後から走るのにいいコンディションですよ」的なメッセージが時計に表示される。ちょっとした朝のルーティンになってます。
165にはできないこと、上位機種との違いも正直に言っておく
ここまでベタ褒めしてきましたが、できないこともちゃんと伝えます。
まず地図表示には対応していません。コースナビはライン表示なので「ここを右折」はわかるけど、周囲の地形までは見えない。知らない街で道に迷ったらスマホを取り出すことになります。265や965ならカラー地図が表示されるので、登山やトレイルをやるならそちらを検討したほうがいい。
トレーニングレディネスも非搭載。「今日のあなたのコンディションは何点で、どのくらいの強度の練習が最適です」と提案してくれる機能ですが、165では表示されません。毎日の練習メニューをデータドリブンで決めたい中上級者は265以上がマッチします。
マルチバンドGPSも非搭載。高層ビル街や深い森の中だと、GPSの精度が265や965より若干落ちることがあります。ただ、公園ジョグや河川敷がメインの市民ランナーにはほぼ関係ないレベルです。
音楽再生はMusicモデル限定。無印の165はSuicaも音楽も非対応なので、ランニング中にスマホなしで音楽を聴きたいならMusicモデル一択。差額は約12,000円ですが、先に述べたSuicaの便利さを含めると、個人的にはMusicモデル推しです。
トライアスロンモードもありません。スイム・バイク・ランのマルチスポーツをやるなら265以上を。
ガーミン165が向いている人、向いていない人
率直に言って、以下の人にはドンピシャです。
- これからランニングを始める初心者
- 5kmや10kmの大会からスタートして、いずれハーフマラソンを目指したい人
- 日常の健康管理もできるスマートウォッチが欲しい
- AMOLEDの綺麗な画面で普段使いもしたい
- 充電の手間を極力減らしたい
逆に、フルマラソンでサブ3.5以上を目指すようなアスリート層や、トレイルランニング・登山でも使いたい人は265や965を検討したほうが幸せになれます。地図の有無とマルチバンドGPSの差は、本気度が上がるほど効いてくるからです。
あと、Apple Watch的なアプリの拡張性や「手首で電話に出たい」みたいなスマート機能を求めている人も、165は得意分野が違うので注意。ガーミンはあくまでスポーツウォッチであり、スマート機能は補助的な位置づけです。
実際に買うならどっち?無印とMusicモデルの選び方
散々触れましたが、Suicaと音楽再生が欲しいならMusicモデル。スマホを持って走るのが苦じゃない、音楽は別のデバイスで聴く、予算を抑えたいという人は無印で十分です。
バンドは20mmのクイックリリース式なので、市販の互換バンドに簡単に交換できます。シリコンからレザー調やナイロンに変えるとグッと普段使い感が出るので、ファッションに合わせて付け替えるのも楽しいですよ。
まとめ:ガーミン165でできることは、ランニングをもっと自由に、生活をもっとクリアにする
結局のところ、Garmin ForeAthlete 165でできることは「自分のカラダと対話するための道具」なんですよね。走った距離やペースはもちろん、睡眠やストレス、エネルギー残量まで全部数字で教えてくれる。それってつまり、「なんとなく元気」「なんとなく疲れた」で済ませていた日々が、根拠のある選択に変わっていくということ。
ランニング初心者が最初に手にするGPSウォッチとして、ガーミン165は必要十分どころか多機能すぎるくらいです。値段だけ見るとちょっと勇気がいるかもしれませんが、毎日身につけて走って寝てを全部サポートしてくれる相棒だと思えば、むしろコスパがいいとすら感じます。
ランニングをちょっと真面目に始めたい。自分のコンディションをちゃんと知りたい。そんなあなたの手首に、ガーミン165は間違いなくフィットするはずです。

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