Apple Watch SEを使っていると、「画面が真っ暗で、いちいち手首を上げないと時刻が確認できないのが面倒だな」と感じたことはありませんか?
特に、上位モデルのApple Watchには標準で搭載されている「常時点灯(常にオン)」機能が、SEにはないと聞いてガッカリした人もいるでしょう。
でも、ネットで「Apple Watch SE 常時点灯 裏ワザ」なんて言葉を検索すると、「設定で何とかなるらしい」「アプリを入れればできる」といった情報も見かけますよね。
結論から言うと、Apple Watch SEの全モデルで常時点灯が使えるわけではありません。モデル(世代)によって対応状況がまったく異なります。
この記事では、Apple Watch SEのモデル別に常時点灯の対応状況を公式情報をもとに解説し、ネットで言われる「裏ワザ」の実態や、非対応モデルでできる代替設定までわかりやすく紹介します。
Apple Watch SEの常時点灯対応状況は世代で違う
まず、Apple Watch SEシリーズの「常時点灯(Always-On Display)」対応状況は、世代によって明確に分かれています。
Apple Watch SE(第2世代)は常時点灯に非対応
Apple Watch SE(第2世代)は、2022年に発売されたモデルです。このモデルは、Appleの公式サポート情報で明らかにされている通り、常時点灯(常にオン)機能には対応していません。
つまり、第2世代のSEを使っている場合、画面を常に表示させておくことはできません。時刻を確認するには、手首を上げるか、画面をタップする必要があります。
これが「SEには常時点灯がない」と言われる理由です。
Apple Watch SE(第3世代)は常時点灯に対応
一方、2025年9月に発表されたApple Watch SE(第3世代)は、SEシリーズで初めて常時点灯(常にオン)機能に対応しました。
Appleの公式サポートページにも、常時点灯がデフォルトで有効なデバイスとして「Apple Watch SE 3」が明記されています。
つまり、今現在「常時点灯ありのApple Watch SE」を買うなら、第3世代を選ぶ必要があるということです。
第3世代では、S10チップの搭載により省電力性能が向上し、常時点灯を実現しながらもバッテリー持ちを両立させています。また、高速充電(従来比2倍)にも対応している点も大きな進化ポイントです。
「Apple Watch SE 常時点灯 裏ワザ」の実態
では、ネットで見かける「裏ワザ」とは一体何なのでしょうか。
裏ワザは存在しない
まずはっきり言っておきます。Apple Watch SE(第2世代)で常時点灯を有効にする「裏ワザ」は存在しません。
これは、ハードウェア(ディスプレイの構造や駆動方式)と、それを制御するチップの性能に根ざした機能だからです。ソフトウェアの設定だけ後から追加できるようなものではありません。
ネット上の「裏ワザ」情報の多くは、以下のような誤解や古い情報に基づいています。
「画面表示時間を延長する」設定と混同している
よくあるのが、「画面が消えるまでの時間を最長70秒に設定できる」という方法を「常時点灯の裏ワザ」として紹介しているケースです。
確かに、Apple Watchの「設定」アプリから「画面表示と明るさ」>「画面表示時間」を開くと、表示時間を「15秒」または「70秒」に変更できます。
これを70秒に設定すれば、操作したあとの画面消灯までの時間を延ばせます。しかし、これはあくまで操作後の表示時間を延長する設定であり、常に画面が表示され続ける「常時点灯」とはまったく別物です。
「裏ワザ」と称する情報のほとんどは、この設定や、誤った古い情報をもとにしたものと考えてよいでしょう。
非対応モデル(第2世代)でできる代替設定
Apple Watch SE(第2世代)では常時点灯は使えませんが、「なるべく画面を表示させておきたい」「少しでも不便を減らしたい」という人のために、公式設定でできる代替手段を紹介します。
画面表示時間を70秒に延長する
先ほど触れた通り、画面表示時間を70秒に設定すると、操作後に画面が消えるまでの時間が長くなります。
設定手順
- Apple Watchの「設定」アプリを開く
- 「画面表示と明るさ」をタップ
- 「画面表示時間」をタップ
- 「70秒」を選択
これだけでも、ちょっとした確認作業中に画面がすぐ消えてしまうストレスは減らせます。
「手首を上げる」の感度や応答を最適化する
常時点灯の代わりに、Apple Watchでは「手首を上げると画面が表示される」機能が標準で備わっています。この応答性を高めておくだけでも、ストレスはかなり減ります。
設定手順
- Apple Watchの「設定」アプリを開く
- 「画面表示と明るさ」をタップ
- 「手首を上げる」をタップ
- 「手首を上げる」がオンになっていることを確認
この設定がオフになっていると、手首を上げても画面が表示されません。念のため確認しておきましょう。
常時点灯対応モデルでの設定方法
Apple Watch SE(第3世代)など、常時点灯に対応したモデルでは、以下の手順で設定を確認・変更できます。
設定手順
- Apple Watchの「設定」アプリを開く
- 「画面表示と明るさ」をタップ
- 「常にオン」をタップ
ここで「常にオン」をオンにすれば、時刻や文字盤が常に表示されるようになります。
また、常時点灯時には、文字盤によって表示内容が簡略化されたり、一部のコンプリケーション(時計画面に表示される小さな情報表示)が非表示になったりする場合があります。これはバッテリー消費を抑えるための仕様です。
モデル別比較:常時点灯の対応有無と主な違い
ここで、Apple Watch SEの世代別に常時点灯の対応状況と、その他の主な違いを整理しておきましょう。
Apple Watch SE(第2世代)
- 常時点灯:非対応
- チップ:S8チップ
- 充電:標準
- 発売時期:2022年
Apple Watch SE(第3世代)
- 常時点灯:対応
- チップ:S10チップ
- 充電:高速充電対応(従来比2倍)
- 発売時期:2025年9月
このように、常時点灯の有無はもちろん、チップの性能や充電速度も大きく進化しています。
ただし、どちらのモデルも、心電図(ECG)アプリや血中酸素ウェルネスセンサーといった高度な健康機能には対応していません。その点は、上位のApple Watch SeriesやUltraと比較する際のポイントになります。
自分のApple Watch SEが何世代か確認する方法
自分のApple Watch SEが何世代なのかわからない人は、以下の方法で確認できます。
- iPhoneで「Watch」アプリを開く
- 画面下の「一般」をタップ
- 「情報」をタップ
- 「モデル番号」を確認する
モデル番号が「A2722」「A2723」「A2724」「A2725」などであれば第2世代、「A2978」「A2979」「A2980」「A2981」などであれば第3世代です。
購入時期でもおおまかに判断できます。2025年秋より前に購入したものは第2世代、それ以降に購入したもので「常時点灯がついたSE」と明記されていれば第3世代です。
よくある質問
Q. Apple Watch SE(第2世代)で常時点灯を有効にするサードパーティアプリはありますか?
A. いいえ、ありません。常時点灯はハードウェアレベルの機能のため、アプリで後付けすることはできません。もし「常時点灯を追加できる」と謳うアプリや設定方法があれば、それは誤情報か、バッテリーを異常に消費する危険な方法である可能性が高いです。
Q. 常時点灯を使うとバッテリーはどれくらい持ちますか?
A. 第3世代はS10チップの省電力性能により、常時点灯をオンにしても従来モデルと遜色ないバッテリー駆動時間を実現しています。ただし、常時点灯をオフにすればさらにバッテリーは長持ちします。使用環境や設定によって変わるため、実際の持ち時間は個人差があります。
Q. Apple Watch SE(第2世代)でも、文字盤だけは常に表示できませんか?
A. できません。常時点灯非対応モデルの画面は、完全に消灯状態になります。一部の省電力な反射型液晶を搭載したスマートウォッチとは異なり、Apple Watchのディスプレイは常に表示させるための設計になっていないためです。
まとめ:目的に合ったモデルを選ぼう
Apple Watch SEの常時点灯について、もう一度整理しましょう。
- Apple Watch SE(第2世代):常時点灯に非対応。「裏ワザ」も存在しない。
- Apple Watch SE(第3世代):常時点灯に対応。S10チップと高速充電も魅力。
- 非対応モデルでは、画面表示時間を70秒に延長する設定や、手首を上げる機能を最適化することで、不便を減らせる。
- 自分のSEが何世代かは、iPhoneのWatchアプリからモデル番号で確認できる。
もしあなたが「常に画面が表示されていてほしい」という人なら、Apple Watch SE(第3世代)を選ぶのが正解です。一方で、「常時点灯はそこまで必要ない」「とにかくコストを抑えたい」という人にとっては、Apple Watch SE(第2世代)もまだまだ十分な選択肢です。
ただし、中古でSEを探す場合は、世代をしっかり確認してから購入するようにしましょう。外見が似ているため、うっかり第2世代を買ってしまい「常時点灯がない!」と後悔するケースも少なくありません。
どのモデルが自分に合うか、機能と予算のバランスを考えながら検討してみてください。

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