Apple Watch血中酸素濃度、2026年3月最新アップデートで変わったことと正しい測定・見方

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Apple Watchで血中酸素濃度を測れる機能、気になっている人も多いですよね。でも「測定しようとしたらエラーになる」「値が低くて不安」「そもそも米国で買ったものは使えないって本当?」——そんな疑問や不安を持っている方も少なくないはず。

結論から言うと、2026年3月のwatchOS 11.6.1アップデートで、米国ユーザー向けの血中酸素体験が「新しい」ものに変わっています。 そして、多くの人が誤解している「米国で買ったら完全に使えなくなる」という話は、正確には「使えなくなる」ではなく「表示のされ方が変わる」というのが実情です。しかもこの最新アップデートで、その表示方法も改善されつつあります。

この記事では、2026年3月時点の最新情報をベースに、Apple Watchの血中酸素測定機能が今どうなっているのか、正しい測定方法、値の見方まで、実際に機能を使ううえで知っておきたいポイントを整理して伝えます。

Apple Watch血中酸素濃度測定機能の「今」— 2026年3月最新状況

まず最初に、2026年3月に何が変わったのかを押さえておきましょう。

Appleが2026年3月に公開したサポート情報によると、watchOS 11.6.1で米国ユーザー向けに「新しい血中酸素体験」が提供されています(Appleサポート、2026年3月)。具体的には、米国で販売されたApple Watch Series 9、Series 10、Ultra 2のユーザーについて、これまでとは異なる形で血中酸素測定の結果が扱われるようになりました。

では、そもそも「米国で使えなくなる」と言われていたのは何だったのか。2024年1月にさかのぼる必要があります。

2024年1月18日以降、米国で新たに販売された特定の部品番号(LW/Aで終わる番号)のApple Watchには、血中酸素測定機能が搭載されていない状態で出荷されるようになりました(Appleサポート、2024年1月)。これは米国国際貿易委員会(ITC)の裁定に基づく措置で、多くのニュースでも取り上げられました。

ただし、ここで注意したいのが「搭載されていない」と「使えなくなる」の違いです。

  • 2024年1月17日までに米国で購入されたApple Watch(LW/A以外の番号)→ 従来通り測定可能
  • 2024年1月18日以降に米国で購入されたApple Watch(LW/Aで終わる番号)→ センサーはあるが、測定結果はiPhoneのヘルスケアアプリでのみ表示(Apple Watch本体では表示されない)

そして2026年3月のアップデートで、この後者のユーザー向けに「新しい体験」として、Series 9 / 10 / Ultra 2では測定結果がiPhoneのヘルスケアアプリで表示されるよう改善されたとされています(Appleサポート台湾、2026年3月)。

つまり、「完全に使えなくなった」わけではなく、「表示される場所が変わった」というのが正確なところ。そして最新のアップデートで、その体験がさらに改良されている、というのが現状です。

そもそも血中酸素濃度って何?Apple Watchで何がわかるの?

血中酸素濃度(SpO2)とは、赤血球中のヘモグロビンのうち、どれだけが酸素と結合しているかを示す割合のこと。Appleのサポート情報によると、大部分の人の血中酸素濃度は95%から100%の間にあります(Appleサポート、2024年)。

ただし、95%を下回っていても正常な生活を送っている人もいるし、睡眠中は低めの値になることが予想されるとも明記されています(同ソース)。あくまで「ウェルネス目的」の指標であり、医療診断を目的としたものではない、というのがAppleの公式スタンスです。

Apple Watchでの血中酸素測定は、オンデマンド測定(自分でアプリを開いてその場で測る)とバックグラウンド測定(日中や睡眠中に自動で測る)の2種類があります。

バックグラウンド測定は、ユーザーが静止しているときに実行され、その頻度や間隔は活動状態に依存するとされています(Appleサポート韓国、2024年)。つまり「毎日決まった時間に必ず測る」というものではなく、体の動きが少ないタイミングを見計らって自動で測定が行われる仕組みです。

正しい測定方法と失敗しないためのポイント

ここからは、実際に血中酸素濃度を測る際の正しい方法と、測定がうまくいかないときの対処法をまとめます。

基本的な測定手順

  1. Apple Watchで「血中酸素ウェルネス」アプリを開く
  2. 腕をテーブルやひざの上に置き、手首を安定させる
  3. 画面の指示に従い、15秒間できるだけ動かずに待つ
  4. 測定結果が表示される

測定に失敗する主な原因

Appleの公式サポート(2024年)によると、以下のような要因で測定がうまくいかないことがあります。

  • 腕や手首の動き:測定中は完全に静止する必要があります
  • 皮膚への血流(皮膚灌流)の状態:寒い場所では指先や手首への血流が減り、測定が不安定になります
  • タトゥー:手首にタトゥーがある場合、センサーの光が正しく透過しないことがあります
  • 心拍数が150bpmを超えている:運動直後など心拍数が高いと測定が難しい場合があります

赤い光が気になるときの対処法

暗い部屋で測定すると、センサーから赤色の光が発せられるのを目にすると思います。これは測定のために必要なものですが、寝ているときにバックグラウンド測定が行われると光で目が覚めてしまう、という悩みを持つユーザーも少なくありません。

この場合、睡眠集中モードやシアターモードをオンにすると、バックグラウンド測定が一時的にオフになります。睡眠中にどうしても光が気になるという方は、これらのモードを活用してみてください。

測定値の見方—どんなときに医療機関を受診すべき?

ここが一番気になるポイントですよね。「95%を下回ったら病院に行くべき?」——これについては、残念ながらAppleも医療機関も「この数値なら絶対に受診」という明確なラインを一般向けには示していません(筆者が厚生労働省や日本呼吸器学会の公式ガイドラインを確認した限りでは、一般ユーザー向けの具体的な閾値は見つけられませんでした)。

ただ、いくつかの目安として考えられるのは:

  • 普段は98%前後なのに、突然92%台が続くようになった
  • 安静時に90%を下回る値が頻繁に出る
  • 息苦しさやめまい、動悸などの体の症状が伴う

こうした場合は、「数値だけ」で判断するのではなく、体のサインと合わせて医療機関に相談するのがよいでしょう。

Appleも公式サポートで「このアプリは医療機器ではなく、医療目的での使用を意図したものではない」と明確に記載しています。あくまでも「自分の体調の傾向を知るきっかけ」として使い、体調不良を感じたら医師に相談する——というスタンスが健全です。

モデル別・地域別対応状況を整理(2026年3月版)

現時点での対応状況を、表にまとめてみました。

地域購入時期部品番号測定機能の状況結果の表示場所
日本全期間LW/A以外測定可能Apple Watch + iPhoneヘルスケア
米国〜2024年1月17日LW/A以外測定可能Apple Watch + iPhoneヘルスケア
米国2024年1月18日以降LW/Aで終了測定は可能(分析はiPhoneで実行)iPhoneヘルスケアのみ ※watchOS 11.6.1で対応モデルは改善
全世界全期間全モデル18歳未満は利用不可–
全世界全期間Apple Watch SE非対応(センサー非搭載)–

この表でわかるように、日本で購入した通常モデルであれば、これまで通り問題なく使えます。米国で購入した人も、完全に使えなくなったわけではないので安心してください。

よくある疑問と回答

Q. 測定しようとすると「もう一度お試しください」と表示される
A. 手首の位置を変え、時計を皮膚に密着させて、完全に静止した状態でもう一度試してみてください。寒い場所では手首を温めてから測定するのも効果的です。

Q. バックグラウンド測定の記録がほとんどない
A. バックグラウンド測定は「静止時」にしか行われません。日中動き回っていると記録が少なくなるのは仕様です。また、睡眠中は測定頻度が上がる傾向にあります。

Q. ヘルスケアアプリの「高所環境」フィルターは何?
A. 標高の高い場所では空気中の酸素が薄くなるため、血中酸素濃度が低めに出ることがあります。このフィルターを使うと、高所での測定値を分けて確認できます(Appleサポート韓国、2024年)。

Q. Apple Watch SEでも使えますか?
A. いいえ。Apple Watch SEには血中酸素センサーが搭載されていないため、この機能は利用できません。

まとめ—Apple Watch血中酸素濃度測定を正しく活用するために

ここまで見てきたように、Apple Watchの血中酸素濃度測定機能は、2026年3月のアップデートで米国ユーザーの体験が改善され、全体としてはより使いやすい方向に進んでいます。

最も伝えたいのは、この機能は「医療機器」ではなく「ウェルネス機器」だということ。日々の変化を把握するための補助的なツールとして使い、体調に異変を感じたら医療機関を受診する——そのスタンスが何より大切です。

機能を使ううえでは:

  • 測定環境を整える(手首を温め、しっかり固定し、動かない)
  • 毎日同じようなタイミングで測ると変化が掴みやすい
  • 数値の一喜一憂ではなく、長期的な傾向を見る
  • 体の症状と合わせて総合的に判断する

Apple Watchの血中酸素濃度測定は、正しく使えば自分の体調管理に役立つ便利な機能です。この記事で紹介した最新情報とポイントを参考に、ぜひ活用してみてください。


【おすすめの関連製品】

血中酸素濃度の測定に興味があるなら、以下の製品も検討してみてはいかがでしょうか。

Apple Watch Series 10 — 血中酸素濃度測定を含む最新の健康センサーを搭載。watchOS 11.6.1にも対応しており、最新の機能体験が可能です。

Apple Watch Ultra 2 — アウトドアや高地での使用を想定したモデル。血中酸素濃度測定機能も搭載しており、高所環境フィルターと合わせて活用できます。

Apple Watch Series 9 — Series 10の1つ前のモデルですが、血中酸素測定機能は十分に搭載。コストパフォーマンスを重視する方に。

パルスオキシメーター 医療用 — Apple Watchの値が気になる方の補完として、医療機関でも使われる市販のパルスオキシメーターを1台持っておくのも選択肢のひとつです。

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