ランニングウォッチの買い替えを検討していて、「カロス ペース4」が気になっているあなた。もう決断してもいいですよ。結論から言うと、COROS PACE 4は現時点でランニングウォッチ市場で最もコストパフォーマンスに優れた選択肢の一つです。ただし、2026年5月にアルミニウムベゼルを採用した新モデルが登場し、選び方が2つに分かれました。さらに、発売直後にはなかったスマホの音楽操作機能がファームウェアアップデートで追加されるなど、発売当初の情報で判断すると損をするポイントがいくつもあります。この記事では、2026年7月時点の最新情報をもとに、PACE 4の「本当の価値」と、通常モデルとアルミモデルのどちらを選ぶべきかを徹底的に整理します。実際のユーザーの声や、5日間の実証データに基づいたバッテリー比較もお届けするので、購入前の最終チェックにぜひ役立ててください。
COROS PACE 4の基本スペックと3つの進化ポイント
まずはPACE 4の基本をおさらいしておきましょう。2025年11月に発売されたこのモデルは、前作PACE 3から大きく進化しました。ディスプレイは従来のメモリインピクセル(MIP)液晶から1.2インチのAMOLED(390×390)に変更され、色鮮やかで視認性が格段に向上しています。本体重量はナイロンバンドで32g、シリコンバンドで40gと、軽さはそのままに(公式サイト参照、2025年11月時点の情報)、バッテリーはGPS連続使用で最大41時間、日常使用で19日間と、長時間のトレイルランレースにも対応できるスタミナを備えています(https://jp.coros.com/pace4)。
進化ポイントは主に3つです。1つ目は、先述のAMOLEDディスプレイへの刷新。2つ目は、新たに搭載された内蔵マイクで、トレーニング後に音声で記録を残せるようになった点。3つ目は、左側面に「アクションボタン」が追加され、ラップ計測や画面切り替えを素早く操作できるようになったことです。価格は通常モデルが36,300円(税込)と、競合と比べて非常にリーズナブルな設定になっています。
【2026年5月登場】アルミニウムベゼルモデル「Black Crystal」「Cloud White」とは
ここが一番の最新トピックです。2026年5月22日、COROSはPACE 4に新たなバリエーションとして「Black Crystal」と「Cloud White」の2モデルを追加発売しました(https://jp.coros.com/stories/press-release/c/corospace4_blackcrystal_whitecloud)。従来の繊維強化ポリマー製ベゼルから、6000系アルミニウム合金に変更され、表面はPVD加工が施されています。見た目の高級感が増しただけでなく、質感も大きく変わりました。
通常モデルとアルミモデルでは価格に6,600円の差があり、アルミモデルは42,900円(税込)です。ボディは半透明のツートーン成形になっており、ディスプレイも2.5Dのテーパードエッジ仕様に変わっています。重量はナイロンバンド装着時で33gと、通常モデルの32gからほとんど変わらないのも驚きです。つまり、デザインと質感をアップグレードしながら、PACE 4の最大の武器である「軽さ」はしっかりキープしているわけです。
通常モデルとアルミモデル、どっちを選ぶべき?
ここで多くの人が悩むのが、「6,600円払ってアルミモデルにする価値があるのか?」という点でしょう。私の見解としては、「時計をファッションの一部としても楽しみたい人」はアルミモデル一択です。実際にユーザーからは「質感が全然違う」「所有欲を満たしてくれる」という趣旨の声が複数上がっています。一方で、「機能重視で少しでも安く抑えたい」「どうせ汗や汚れがつくからベゼルの素材はどうでもいい」という割り切った考え方なら、通常モデルで十分すぎる性能を持っています。
また、注意点として、アルミモデルはバンドにもこだわりがあり、リップルデザイン入りのシリコンバンドが採用されています。通常モデルとはデザインのテイストが異なるので、見た目の好みで選ぶのも良いでしょう。機能面(GPS精度、バッテリー持ち、ディスプレイ性能)は両モデルで完全に同一です。
【実は変わってる】発売直後と今で違う!アップデートで追加された機能
PACE 4を検討する上で、絶対に外せないのがこのポイントです。発売直後の2025年11月時点のレビューを読むと、「スマホの音楽再生を操作できない」という指摘が多く見られました。しかし、これは現在では過去の情報です。2025年12月のファームウェアアップデートにより、スマホメディアコントロール機能が追加され、ウォッチからスマホの音楽アプリのスキップや音量調整ができるようになりました(https://running-smartwatch.com/recommend/coros-pace4/)。
この変更は非常に大きく、ランニング中にスマホをいちいち取り出さなくてよくなったというユーザーの声も複数確認されています。もしあなたが「音楽再生機能がないからPACE 4は候補から外そう」と考えていたなら、ぜひ再考してください。すでに搭済みの機能として認識しておいて問題ありません。
実証データで見る!Garmin 165とのバッテリー比較(5日間検証)
バッテリー持ちはPACE 4の大きなセールスポイントですが、カタログスペックだけでは実際の使用感がイメージしづらいですよね。ここでは、実機を使った5日間の比較検証データを紹介します。ランニングウォッチ専門の実機検証を行っている「フルチャレ」氏のデータによると、PACE 4とGarmin Forerunner 165を左右の腕に同時装着し、同じシナリオでバッテリーの減り方を計測した結果、以下のような差が出ています(https://note.com/fullchallenge/n/nde8adb03ec4c)。
| 機種 | 初期充電 | 5日間使用後(ラン合計27km+日常装着) | 7日間放置後 |
|---|---|---|---|
| COROS PACE 4 | 100% | 74% | 62% |
| Garmin Forerunner 165 | 100% | 55% | 非公開 |
検証シナリオの内訳は、1日目にラン6kmと自転車20km、2日目は机の上に置いたまま、3日目にラン6km、4日目にラン5km、5日目にラン10kmという内容です。この結果からわかるのは、PACE 4のバッテリーがいかに「持つ」かということ。特に5日間の過酷なランを経ても74%も残っているというのは、週末にフルマラソンを走るユーザーにとっては大きな安心材料になるでしょう。
ユーザーの生の声から見えるPACE 4のリアルな評価
楽天レビューやRuntripストア、X(旧Twitter)でのユーザー投稿を約20件分析したところ、PACE 4の評価は総じて非常に高いことがわかりました(2026年7月5日時点の調査)。特に多かったのが「バッテリー持ちの良さ」と「軽さ」への満足度です。「Apple Watchから乗り換えたけど、充電のストレスから完全に解放された」という趣旨の声が複数寄せられており、ランニング特化型ウォッチとしての立ち位置をしっかり確立している印象です。
一方で、いくつか注意すべき声もありました。特に「ウォッチフェイスの選択肢が少ない」という不満は複数のユーザーから挙がっていました。Garminと比較すると確かにカスタマイズの幅は狭く、AMOLEDディスプレイを活かしきれていないという意見もあります(ただし、こちらもアップデートで少しずつ追加されているという情報があります)。また、操作性に関しては「設定に慣れるまで時間がかかった」「アプリとの連携でエラーが出た」という初期のつまずきを経験したユーザーが一定数いることも事実です。
特にGarminからの乗り換えユーザーが最初に戸惑うのが、設定の主体が「時計」ではなく「アプリ」である点です。アクティビティ画面のカスタマイズやトレーニングメニューの作成は基本的にスマホアプリで行う設計になっており、時計本体で細かい設定をいじることに慣れているGarminユーザーは、最初に「あれ?」となるかもしれません(https://daiyamas.info/coros-pace4-review-summary/)。
トレッドミルランナー注目!PACE 4の「傾斜・速度入力」機能が便利すぎる
多くのレビューが屋外ランのGPS精度にフォーカスする中で、意外と見落とされがちなのがトレッドミルでの使い勝手です。PACE 4はトレッドミルモードで、走る前に速度と傾斜をあらかじめ入力できます。しかも、走行中に速度を変更した場合は、ウォッチ側でそれを反映させる操作が可能です。
実際にGarmin 265と比較した検証では、Garminが加速度センサー頼りで計測が大きくズレるのに対し、PACE 4はトレッドミルのパネル表示とほぼ一致する精度を記録しています(https://daiyamas.info/coros-pace4-review-summary/)。「外は雨だけど今日はジムで走ろう」という日が多い方や、トレッドミルをメインの練習場所にしている方にとっては、この使い勝手の良さは非常に大きなアドバンテージになるでしょう。
COROS PACE 4が向いている人・向いていない人
ここまでの情報を整理して、PACE 4が「誰にベストなのか」を明確にしておきましょう。
PACE 4が向いている人
- バッテリー持ちを最重視するランナー(ウルトラマラソンやトレイルランナーに最適)
- とにかく軽いウォッチが欲しい人
- Garminの高額モデルに手が届かないけど、しっかりした機能が欲しい人
- トレッドミルでのトレーニングが多い人
- デザイン性も重視して、最新のアルミモデルを選べる人
PACE 4が向いていないかもしれない人
- ウォッチフェイスを頻繁に変えたり、細かい見た目のカスタマイズを楽しみたい人(Garminの方が豊富)
- スマホアプリ経由ではなく、時計本体で全てを設定したい人
- Apple Watchのようにアプリのエコシステムを重視する人(あくまでランニング特化型です)
- 音楽をウォッチ単体で完結させたい人(ストリーミング非対応で、音楽再生はスマホ連携が前提)
今買うならどっち?PACE 4の「おすすめ」購入ガイド
それでは最後に、購入を検討している方向けに具体的なおすすめをまとめます。現在購入可能なPACE 4シリーズの選択肢は以下の3つです。
スタンダードな繊維強化ポリマーベゼルモデルです。価格は36,300円とシリーズ中最も手頃で、機能はアルミモデルと完全に同一。「安くて軽くてバッテリーが持てばそれでいい」という割り切りがある方には、これ一択です。コストパフォーマンスを徹底的に重視するランナーにおすすめします。
2026年5月に登場したアルミニウムベゼルモデルのブラックです。42,900円と通常モデルより6,600円高いですが、所有感や高級感は段違い。普段使いの時計としても違和感がないデザインに仕上がっており、「トレーニングだけじゃなくて、日常生活でもかっこいいウォッチが欲しい」という方に最適です。
同じくアルミモデルのホワイトバージョン。Black Crystalがシックな印象なら、Cloud Whiteはよりフレッシュで軽やかな雰囲気です。明るい色のウェアやシューズとコーディネートを楽しみたい方や、女性ランナーにも人気が出ると予想されます。視認性の高い文字盤と合わせて、おしゃれにランニングを楽しみたい方におすすめです。
まとめると、COROS PACE 4は2026年7月時点でも非常に買い時の製品です。特にアルミモデルの登場で選択肢が広がり、価格帯も従来のままの通常モデルと、ワンランク上のデザインを求めるアルミモデルで棲み分けができました。発売直後の情報だけで判断せず、アップデートで進化したスマホメディアコントロール機能や、実証されたバッテリー性能をしっかり評価した上で、あなたのランニングライフにぴったりの一台を選んでください。

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