ウェアラブル血圧計のおすすめは?医療機器認証モデルを徹底比較

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健康管理の習慣を見直したいと思ったとき、最初に気になるのが血圧ですよね。でも、毎日決まった時間に上腕式の血圧計を出すのは面倒だし、病院でしか測れないと思っている人も多いのではないでしょうか。

そんなときに便利なのが、ウェアラブル血圧計です。腕時計のように身につけながら、手軽に血圧を測れるデバイスが登場しています。従来の血圧計と違って、外出先でもサッと測定できるのが魅力です。

ただ、いざ調べてみると「正確なの?」「医療機器として認められているの?」「どのメーカーが信頼できるの?」と、疑問や不安が出てくると思います。そこで本記事では、管理医療機器の認証を取得している信頼できる製品に絞って、選び方や比較ポイントを解説します。購入前に知っておきたい注意点もまとめましたので、自分に合った製品を探す参考にしてください。

ウェアラブル血圧計とは?仕組みの前に知っておきたいこと

ウェアラブル血圧計とは、腕時計型のデバイスで血圧を測定できる医療機器のことを指します。特に日本で「管理医療機器」として承認されている製品は、一定の品質と精度基準をクリアしているため、日常の血圧管理に使いやすいのが特徴です。

多くの製品はカフ式という仕組みを採用しています。これは、腕時計のバンド部分が空気で膨らんで手首を軽く圧迫し、その圧力の変化から血圧を測定する方法です。家庭用の上腕式血圧計と同じオシロメトリック法が使われており、医療機関で使われる機器と近い原理で測れるため、信頼性が高いと言えます。

一方で、安価なスマートウォッチの中には「血圧が測れる」と謳うものもありますが、多くは光学センサー(PPG)を使って血圧を推定する方式です。このタイプは日本では医療機器として認められておらず、精度が保証されていない点に注意が必要です。

血圧管理は健康状態を把握するうえで大切なもの。だからこそ、医療機器認証の有無は最初に確認すべきポイントになります。

ウェアラブル血圧計の選び方|3つのチェックポイント

一口にウェアラブル血圧計といっても、製品によって機能や測定方式は大きく異なります。ここでは、製品を選ぶときに押さえておきたい3つのポイントを紹介します。

管理医療機器の認証を受けているか

まず絶対に確認したいのが、日本の管理医療機器として承認されているかという点です。この認証がある製品は、一定の精度と安全性が国によって確認されています。逆に言えば、認証がない製品は血圧管理に使えるレベルではないと考えておいたほうが安心です。現在、日本で認証を取得しているウェアラブル血圧計はごく限られています。

測定方式はカフ式かどうか

次にチェックしたいのが測定方式です。カフ式かどうかを必ず確認しましょう。カフ式は血圧計のスタンダードな方式で、医療機関の血圧計と同じ原理で測れます。光学式は手軽ですが、現時点ではあくまで「参考値」であり、医療機器としての裏付けがありません。血圧の数値を真剣に管理するなら、カフ式を選ぶのが無難です。

どんなシーンで使うのか

最後に、自分のライフスタイルを考えてみてください。「外出先でもこまめに測りたい」のか「就寝中も含めて24時間の変動を把握したい」のか。あるいは「病院にデータを持っていけるように正確な記録がほしい」のか。製品によって得意なシーンが異なるので、自分が何を重視するのかをあらかじめ整理しておくと、選びやすくなります。

管理医療機器認証のウェアラブル血圧計2製品を比較

ここからは、実際に日本で管理医療機器の認証を取得しているウェアラブル血圧計を紹介します。現時点でこの条件を満たしている製品は、オムロンHUAWEIの2社が販売するモデルのみです。どちらもカフ式を採用しており、血圧管理に使える精度を持っていますが、性格はかなり異なります。

1. オムロン HeartGuide HCR-6900T-M

オムロンが販売する「HeartGuide(ハートガイド)」は、医療機器メーカーならではの信頼性が魅力のウェアラブル血圧計です。

【特徴】
クラシカルなダイバーズウォッチのようなデザインが特徴で、ビジネスシーンにも馴染みやすい外観です。専用のスマートフォンアプリ「HeartAdvisor」と連携し、測定データを一元管理できます。測定時には姿勢ガイド機能が働くので、正しい姿勢で測りやすいのもポイントです。

【メリット】
オムロンは長年にわたり家庭用血圧計を開発してきた実績があり、そのノウハウが詰め込まれています。測定精度は圧力±3mmHg以内と高く、医療機関で使われる基準を満たしています。また、データをExcelやPDFで出力できるため、病院に持っていく際にも便利です。

【デメリット】
価格が高め(公式価格で94,800円)なのがネックです。また、本体重量が約115gとやや重く、厚みもあるため、装着感が気になる人もいるかもしれません。手首周りが16〜19cmという限られたサイズにしか対応していない点も、購入前に確認が必要です。

【向いている人】
正確な単発測定を重視する人や、血圧データを医師と共有しながらしっかり管理したい人に向いています。オムロンブランドの信頼性を重視する人にもおすすめです。

【向いていない人】
軽量でスタイリッシュなデバイスを求める人や、24時間の自動測定機能を重視する人にはやや不向きです。

【購入前の注意点】
ペースメーカーを装着している人は、使用前に医師に相談するよう公式で案内されています。価格やスペックは変更される場合があるため、購入の際は公式サイトで最新情報を確認してください。

2. HUAWEI WATCH D2

ファーウェイが2025年2月に発売した「HUAWEI WATCH D2」は、スクエア型のスマートウォッチスタイルを採用したウェアラブル血圧計です。

【特徴】
世界初となる24時間自動血圧モニタリング機能を搭載しているのが最大の特徴です。睡眠中を含めて血圧の変動を自動で記録できるため、これまで把握しづらかった夜間や早朝の血圧傾向も見えてきます。血圧測定以外にも心電図(ECG)機能など、多彩なヘルスケア機能が備わっています。

【メリット】
価格は60,280円(税込)と、オムロン製品と比べてリーズナブルです。本体重量は約40gと軽量で、装着時の負担が少なく、スマートウォッチとしての日常使いもしやすいでしょう。自動測定機能により、測定の手間をかけずにデータを蓄積できるのも大きな魅力です。

【デメリット】
自動血圧モニタリング機能は、管理医療機器認証の対象外である点に注意が必要です。あくまで24時間の傾向を把握するための補助機能として位置づけられています。また、手首の装着位置によって測定値が変わりやすいという指摘もあり、正しい使い方を守ることが精度に直結します。

【向いている人】
血圧がどのように変動しているか、24時間のパターンを把握したい人におすすめです。コストパフォーマンスを重視する人や、スマートウォッチとしてのデザイン性を求める人にも向いています。

【向いていない人】
自動測定機能の認証外という点を気にする人や、Google Playに依存しないアプリ環境に抵抗がある人は、事前に確認しておいたほうがよいでしょう。

【購入前の注意点】
血圧測定の精度は、正しい姿勢(心臓の高さに手首を置くこと)が大きく影響します。また、前モデル「HUAWEI WATCH D」とスペックが異なるため、情報を混同しないようにしてください。購入前に公式サイトで対応アプリや動作環境を確認することをおすすめします。

よくある疑問|Apple Watchや光学式スマートウォッチは血圧が測れるの?

ウェアラブル血圧計を調べていると、Apple Watchや格安スマートウォッチの血圧機能について気になる人もいるでしょう。

まず、Apple Watchシリーズは現時点で血圧値を数値として測定することはできません。最新モデルでは高血圧の「傾向」や「パターン」を通知する機能が搭載されていますが、これはあくまで参考情報であり、収縮期血圧や拡張期血圧という具体的な数字が表示されるわけではありません。家庭用血圧計の代替としては使えない点を理解しておく必要があります。

また、光学センサーを搭載した格安スマートウォッチの血圧推定機能についても同様です。これらの製品は管理医療機器の認証を受けておらず、その精度は保証されていません。血圧の数値を健康管理に使いたいのであれば、医療機器認証のある製品を選ぶことが大前提です。

ウェアラブル血圧計を使ううえでの注意点

便利なウェアラブル血圧計ですが、使い方を誤ると正確な数値が得られないことがあります。以下のポイントに気をつけてください。

  • 測定時は手首を心臓の高さに保つ:これが最も重要です。手首の位置が心臓より低かったり高かったりすると、正しい血圧値が測れません。
  • 落ち着いた状態で測る:運動直後や入浴後など、体が興奮している状態では数値が変動します。安静にしてから測定しましょう。
  • 定期的に上腕式血圧計と比較する:手首式はどうしても上腕式より誤差が出やすいといわれています。定期的に上腕式の血圧計と数値を比べて、自分のデバイスの傾向を把握しておくと安心です。
  • データはあくまで「血圧管理の一助」として:測定値は診断や治療のためのものではありません。気になる値が続く場合や体調に不安がある場合は、必ず医師に相談してください。

まとめ|どちらのウェアラブル血圧計を選ぶべき?

日本の管理医療機器認証を取得しているウェアラブル血圧計は、現時点でオムロンとHUAWEIの2製品に絞られます。どちらもカフ式の高精度な測定が可能ですが、その性格は大きく異なります。

正確な単発測定を重視し、病院でのデータ共有も見据えたい人にはオムロン HeartGuide HCR-6900T-Mが向いています。価格は高いものの、医療機器メーカーとしての信頼感と確かな測定精度が強みです。

24時間の血圧変動を手軽に把握し、スマートウォッチとしても使いたい人にはHUAWEI WATCH D2がおすすめです。自動測定機能で生活の中の血圧パターンが見えるようになるのは大きなメリットですが、その機能が医療機器認証の対象外である点は忘れずに頭に入れておいてください。

どちらの製品も、正しく使えば血圧管理の強力な味方になります。価格や機能、自分の生活スタイルと照らし合わせて、最適な一台を選んでみてください。

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