会議中や映画館、レストランなど、静かにしなければならない場面で、ふとApple Watchから着信音が鳴ってしまった……。そんな経験はありませんか?
Apple Watchには「マナーモード」にあたる機能が複数用意されています。これを正しく設定しておけば、周囲に迷惑をかけずに済むだけでなく、自分が必要な通知だけを受け取ることも可能になります。
この記事では、Apple Watchのマナーモードに関する以下の情報をわかりやすく解説します。
- サイレントモードと集中モードの違い
- それぞれの具体的な設定手順
- シーン別の活用アイデア
- よくある疑問への回答
これを読めば、あなたのApple Watchをより快適に使いこなせるようになるはずです。さっそく見ていきましょう。
Apple Watchのマナーモードとは?まずは基本を整理
Apple Watchの「マナーモード」は、一口に言っても実はいくつかの機能に分かれています。代表的なものが「サイレントモード」と「集中モード」です。
サイレントモードとは
サイレントモードは、Apple Watchの着信音や通知音、Siriの音声フィードバックなどをすべてオフにする機能です。マナーモードのなかでも最もシンプルで、いわゆる「音を消す」機能にあたります。
ポイントは、音はオフになるものの、触覚フィードバック(振動)は引き続き有効なこと。つまり、音で気づくことはできなくても、手首への振動で通知を受け取ることができます。
集中モードとは
集中モードは、サイレントモードとは少し性質が異なります。音をオフにするだけでなく、通知そのものを制限できる機能です。
たとえば「仕事モード」を設定すれば、仕事用のアプリと連絡先からの通知だけを受け取り、それ以外はすべてブロックできます。「おやすみモード」なら、睡眠中に邪魔な通知をシャットアウトできます。
集中モードは、サイレントモードのように「音を消す」だけでは物足りない人や、シーンごとに受け取る通知を細かくコントロールしたい人にぴったりです。
このように、Apple Watchのマナーモードは用途に応じて使い分けられるようになっています。ここからは、それぞれの設定方法を具体的に見ていきましょう。
サイレントモードの設定方法|ワンタップで音を消す
まずは、最も手軽に使えるサイレントモードの設定方法です。
コントロールセンターから設定する
サイレントモードは、Apple Watchのコントロールセンターからワンタップで切り替えられます。
- Apple Watchの画面を下から上にスワイプして、コントロールセンターを開きます(※watchOSのバージョンによっては操作方法が異なる場合があります。最新のwatchOSでは画面下から上にスワイプで開きます)。
- ベルのアイコンを探します。
- ベルのアイコンをタップします。
アイコンが赤くなり、ベルの斜線が入った状態になればサイレントモードはONです。もう一度タップすれば解除できます。
設定アプリから設定する
コントロールセンターを使わずに、設定アプリからでも切り替え可能です。
- Apple Watchの「設定」アプリを開きます。
- 「サウンドと触覚」をタップします。
- 「サイレントモード」をオンにします。
こちらも同様に、オンにするとApple Watchの音声による通知がすべてオフになります。
サイレントモードの注意点
サイレントモードは「音を消す」だけの機能です。そのため、以下の点に注意しましょう。
- アラームはデフォルトで鳴る:サイレントモードをオンにしていても、設定したアラームは音が鳴ります(設定で変更可能です)。
- 振動で気づけるかが鍵:音がオフになるぶん、触覚フィードバックに頼ることになります。振動の強さは「設定」>「サウンドと触覚」から調整できます。
- 画面の明かりは消えない:サイレントモードは音だけをオフにするので、画面の明かりが気になる場面(映画館など)では、後述する劇場モードも検討しましょう。
集中モードの設定方法|シーンに合わせて通知を選別する
続いて、より細かい設定ができる集中モードの設定方法です。
Apple Watchで集中モードを設定する
- Apple Watchの「設定」アプリを開きます。
- 「集中モード」をタップします。
- 「おやすみモード」「仕事モード」「パーソナルモード」など、用途に合わせたモードを選びます。
- 「許可」または「サイレント」を選んで、どのアプリや連絡先からの通知を通すかを設定します。
iPhoneと連動させる
集中モードは、iPhoneとApple Watchで設定を同期させることが可能です。iPhoneの「設定」>「集中モード」で設定した内容をApple Watchにも反映させたい場合は、「デバイス間で共有」をオンにしておきましょう。
これにより、iPhoneで仕事モードをオンにすれば、Apple Watchでも自動的に同じ集中モードが適用されます。逆に、Apple Watchだけに集中モードを適用したい場合は、この共有設定をオフにしておきます。
集中モードの活用アイデア
集中モードは、単に「通知をオフにする」だけでなく、シーンに合わせたカスタマイズができるのが魅力です。
- 仕事モード:メールアプリやSlack、仕事関係の連絡先からの通知だけを通す。プライベートなSNS通知はブロック。
- おやすみモード:睡眠中は緊急連絡先からの電話だけを通し、それ以外の通知はすべてブロック。
- パーソナルモード:休日は家族や友人からの連絡だけを通し、仕事の通知はブロック。
このように、集中モードを活用すれば「大事な通知だけを受け取りたい」というニーズに応えられます。
シーン別マナーモード活用ガイド
ここでは、具体的なシーン別にどのマナーモードを使うとよいかを紹介します。
会議・面談中はサイレントモード
会議中や取引先との面談中は、サイレントモードが無難です。音が鳴るリスクを完全に排除しつつ、緊急の連絡があれば振動で気づけます。
「電話は一切受け取りたくない」という場合は、集中モードの「仕事モード」で特定の連絡先だけを通す設定にしてもよいでしょう。
映画館・劇場では劇場モード
映画館や劇場のように「音も光も控えたい」場面では、サイレントモードに加えて劇場モードもおすすめです。
劇場モードは、サイレントモードの機能に加えて画面を起こさない(手首を上げても画面が点灯しない)設定になります。コントロールセンターに専用のアイコン(仮面のマーク)があるので、そちらをタップすれば有効化できます。
デジタルクラウンを回すと画面の明るさが徐々に上がる仕様なので、暗がりでも必要なときだけさっと確認できます。
睡眠中はおやすみモード(集中モード)
睡眠中は「おやすみモード」が便利です。通知をほぼすべてブロックし、緊急時だけ連絡を受け取るように設定できます。
Apple Watchの睡眠トラッキングと連携させることで、就寝時間になると自動でおやすみモードがオンになるようにも設定可能です。
マナーモードに関するよくある疑問
Q. サイレントモード中でもアラームは鳴りますか?
A. デフォルトでは鳴ります。
サイレントモードは「通知音」をオフにする機能ですが、アラームは別の設定になります。万が一、アラームも鳴らしたくない場合は、「設定」>「サウンドと触覚」からアラームの音量をゼロに設定するか、アラームそのものをオフにしてください。
Q. 緊急連絡先からの電話だけは受け取りたいのですが?
A. 集中モードの許可設定を活用しましょう。
集中モードでは「許可された連絡先」を設定できます。緊急連絡先をあらかじめ許可リストに入れておけば、マナーモード中でもその連絡先からの着信は通知されます。
Q. サイレントモードと集中モードは併用できますか?
A. はい、併用可能です。
サイレントモードで音をオフにしつつ、集中モードで通知を選別する、という使い方もできます。たとえば「サイレントモード+おやすみモード」で、音も通知も完全にシャットアウト、といったことが可能です。
Q. マナーモードの設定は機種によって違いますか?
A. 基本的な操作は同じですが、一部機種で異なる場合があります。
Apple Watch Ultraシリーズでは、サイドのアクションボタンを使ってサイレントモードを切り替えられるなど、ハードウェアを活用した設定方法が追加されています。お使いの機種のマニュアルを一度確認しておくと安心です。
マナーモードを使いこなすためのポイント
最後に、Apple Watchを快適に使いこなすためのポイントをまとめます。
自分のライフスタイルに合わせて使い分ける
サイレントモードは「とりあえず音を消したい」ときに、集中モードは「シーンごとに通知をコントロールしたい」ときに使うのがおすすめです。
たとえば:
- 外出先でパッと音を消したい → サイレントモード
- 仕事中は仕事用の通知だけに絞りたい → 集中モード(仕事モード)
- 映画館で音も光も消したい → サイレントモード+劇場モード
このように、シーンに合わせて臨機応変に切り替えられると便利です。
コントロールセンターをカスタマイズする
頻繁にマナーモードを切り替える方は、コントロールセンターの表示順をカスタマイズしておくと、よりスムーズに操作できます。
Apple Watchの「設定」>「コントロールセンター」から、よく使うアイコンを上部に移動させておきましょう。
設定後は必ず動作確認を
マナーモードを設定したら、実際に誰かに電話をかけてもらうなどして、期待通りの動作になっているかを確認することをおすすめします。
特に集中モードでは「この連絡先は通す」「このアプリはブロック」といった細かい設定ができるぶん、思わぬところで通知が届かなかった、というトラブルが起こりえます。設定後は必ず動作を確認しましょう。
まとめ:Apple Watchのマナーモードをシーンに合わせて賢く使おう
Apple Watchのマナーモードは、サイレントモードと集中モードの2つを軸に、シーンに合わせて使い分けるのがポイントです。
- サイレントモード:音をオフにするシンプルな機能。ワンタップで切り替えられる手軽さが魅力。
- 集中モード:通知そのものを選別できる高度な機能。仕事用・睡眠用などシーン別にカスタマイズ可能。
- 劇場モード:サイレントモードに加えて画面の点灯も制限。映画館など光も控えたい場面に。
これらの機能をうまく使い分ければ、重要な連絡を見逃すことなく、周囲に配慮したスマートなApple Watchライフを送れるはずです。
まずはサイレントモードの設定から試してみて、徐々に集中モードのカスタマイズに挑戦してみてください。あなたのシーンにぴったりのマナーモード設定が見つかるはずです。

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