「ランニング中、スマホを持たずに音楽を聴きたい」
ガーミンユーザーなら、一度はそう思ったことがあるんじゃないでしょうか。
実は今、ガーミンウォッチでApple Musicが聴けるんです。ただし、ちょっとしたコツと準備が必要。Apple Watchとは仕組みが違うので、「買ったのに使えなかった」とならないよう、この記事でしっかり確認していきましょう。
自分のガーミンはApple Musicに対応してる?確認すべきポイント
まず最初に知っておきたいのが、「すべてのガーミンでApple Musicが使えるわけではない」という事実です。
Apple Musicを利用するには、ウォッチ本体に音楽保存用のストレージが内蔵されていて、なおかつサードパーティ音楽サービスの同期に対応している必要があります。
主な対応モデルは次のとおりです。
- Forerunner 965 / 955 / 265 / 255 Music
- fēnix 7シリーズ(7X / 7S / 7 Pro含む)、fēnix 8シリーズ
- epix Pro (Gen 2)、epix (Gen 2)
- Venu 3 / Venu 2 Plus / Venu 2
- vívoactive 5 / vívoactive 4
- Enduro 2
- MARQ (Gen 2)シリーズ
- tactix 7シリーズ
「Music」と名の付くモデルはもちろん、最新の上位機種なら大体カバーされています。ただ、旧世代のForerunner 245 Musicなどは仕様変更で動作が不安定になるケースも報告されているので、購入前には必ずGarmin公式サイトの対応リストをチェックしてください。
非対応モデルをお使いの場合は、残念ながら今回紹介する方法では再生できません。その場合はApple WatchやiPod touchといった別デバイスの併用も検討してみてください。
Apple Musicオフライン再生に必要なもの
対応モデルを持っていることが確認できたら、次は準備です。必要なものは意外とシンプル。
- Apple Musicのサブスクリプション(個人・ファミリー・学生いずれもOK)
- スマホにインストールしたGarmin Connectアプリ
- 安定したWi-Fi環境
- ウォッチ本体の空き容量(モデルにより500〜2000曲程度保存可能)
ここで一つ、大事な注意点があります。
ガーミンはApple Musicのストリーミング再生には対応していません。 つまり、Apple Watchのようにモバイル通信だけで音楽を再生することはできないんです。必ず事前にウォッチへ曲をダウンロードしておく「オフライン再生」が前提になります。この点、結構な数のユーザーが「え、そうなの?」と驚くところなので、覚えておいてください。
実際の同期手順をステップごとに解説
では、具体的な転送手順を見ていきましょう。一度やってしまえば簡単ですが、初回は戸惑うかもしれません。
- Garmin Connectアプリを開き、左上のメニューまたはデバイスアイコンから対象のウォッチを選択
- 「音楽」または「ミュージック」メニューをタップ
- 音楽プロバイダー一覧から「Apple Music」を選択
- Apple IDでサインイン(二要素認証にも対応しています)
- 表示されたプレイリストやアルバムから、転送したいものを選んで「同期」を実行
- ウォッチを充電ケーブルに接続し、スマホの近くに置いたまま転送完了を待つ
転送速度はBluetooth経由のため、正直かなりゆっくりです。プレイリスト1つ(50曲程度)で10〜20分は見ておいたほうがいいでしょう。バッテリー残量が少ないと途中で止まってしまうので、必ず充電しながら行うのが鉄則です。
同期がうまくいかないときの対処法
「転送が途中で止まる」「プレイリストが表示されない」「曲が再生できない」
こんなトラブルに遭遇したら、以下を順番に試してみてください。
- ウォッチとスマホの両方を再起動する
- Garmin Connectアプリを最新版にアップデート、または再インストール
- Wi-Fi接続が安定しているか確認する
- Apple Musicのサブスクリプションが有効か、iCloudミュージックライブラリがオンになっているか確認
- 特定の曲だけ転送できない場合はDRMやライセンスの問題の可能性も。別の曲でテストしてみる
また、Apple Musicの「スマートプレイリスト」はガーミン側に表示されない仕様のようなので、通常のプレイリストを作って同期するのが無難です。
Bluetoothイヤホンとの接続がランニング中に途切れる場合は、ウォッチの装着位置とイヤホンのアンテナ位置を意識してみてください。左手首にウォッチ、右耳側がメインアンテナのイヤホンだと、体が遮蔽物になって接続が不安定になることがあります。これ、意外と盲点です。
おすすめのイヤホンとしては、AirPods ProやPowerbeats Proあたりが接続安定性で定評があります。防水性能も高いので、汗をかくワークアウトにも安心です。
ランナー目線で見るApple Musicオフライン再生の実力
実際に使ってみると、やはり「スマホなしで走れる」解放感は格別です。
GPSと心拍計をオンにした状態で、さらに音楽をBluetooth再生するとバッテリーの減りは確かに早くなります。ただ、fēnix 7やForerunner 965クラスならフルマラソンでも余裕で持つので、日常のランニングで困ることはまずないでしょう。
操作性については、汗で画面が反応しにくくなることもありますが、物理ボタンのあるモデルなら問題なく再生・スキップ・音量調整が可能。タッチスクリーンだけのモデルは、ワークアウト中の操作に少し工夫が必要かもしれません。
プレイリスト選びのコツとしては、ランニング用にテンポの合う曲を集めた専用プレイリストを作っておくのがおすすめ。Apple Musicには「ランニング」カテゴリのプレイリストも豊富にあるので、それらをベースに自分好みにカスタマイズするのもいいですね。
SpotifyやAmazon Musicと何が違う?ガーミンでの音楽サービス比較
ガーミンはApple Music以外にも、SpotifyやAmazon Musicにも対応しています。
違いをざっくり挙げると、Spotifyは操作性が最もスムーズで、転送速度も比較的速い印象。Amazon Musicはプライム会員なら追加料金なしで使えるのが強みです。Apple Musicは音質面での評価が高く、iPhoneユーザーならライブラリの一元管理がしやすいメリットがあります。
ただ、どのサービスを使うにしても「事前ダウンロード必須」という基本は変わりません。ストリーミング再生ができるのは、現状Apple Watchの特権だと思っておいてください。
まとめ:ガーミンでApple Musicを最大限楽しむために
ガーミンでApple Musicを聴く方法、イメージはつかめましたか?
おさらいすると、対応モデルを用意して、アプリからプレイリストを転送するだけ。ストリーミング非対応という制限さえ理解しておけば、ワークアウトのお供としてこれほど心強い相棒はいません。
スマホを置いて、音楽と一緒に走りに出かけましょう。風を切る気持ちよさが、もっと楽しくなるはずです。

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