Apple Watchで心房細動を管理したい方へ。対応機種をECG・通知・履歴の3機能で完全解説

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「Apple Watchを買おうと思っているんだけど、心房細動の機能ってどの機種で使えるの?」——この記事を開いたあなたは、そんな疑問を持っているのではないでしょうか。

結論から言うと、Apple Watchの心房細動関連機能は「心電図アプリ(ECG)」「不規則な心拍の通知」「心房細動履歴(AFib History)」の3種類があり、それぞれ対応機種と対象となるユーザーがまったく異なります。この3つを混同している情報があまりに多いのが現状です。

たとえば「ECG機能が使えるか」だけで選んでしまうと、SEユーザーは「使えない」と諦めるかもしれません。でも実際には、SEでも「心房細動履歴」という、診断済みの方にとっては非常に重要な機能が使えるんです。逆に「心房細動履歴」が使えるからといって、まだ診断を受けていない方が設定すると、逆に「不規則な心拍の通知」が使えなくなる——そんな落とし穴もあります。

この記事では、2026年4月時点の最新の公式情報をもとに、あなたの状況に合わせて「どのApple Watchで何ができるのか」を、スッキリ整理してお伝えします。

Apple Watchの心房細動関連機能は3つ。まずはここを押さえよう

よく「Apple Watchは心房細動がわかる」とひとくくりにされますが、実際には役割も対応機種もまったく違う3つの機能があります。

  • 心電図アプリ(ECG) :気になったときに自分で計測する「その場の判定」
  • 不規則な心拍の通知:心房細動の兆候をいち早くキャッチする「スクリーニング」
  • 心房細動履歴(AFib History) :診断済みの方が週単位で負荷を確認する「経過観察」

それぞれ「誰を対象に」「何を目的として」「どのApple Watchで」使えるのか。この3つを整理することが、あなたにぴったりの機種を選ぶ第一歩です。

【2024年5月に日本で新機能が登場】「心房細動履歴」とは?

まず、2024年5月22日に日本で新たに利用可能になった「心房細動履歴(AFib History)」について説明しておきましょう(出典:Apple Newsroom日本、2024年5月22日)。

これは、医師から心房細動の診断を受けている方が対象の機能です。Apple Watchが装着中に受動的に心拍をモニタリングし、1週間のうちどれくらいの時間、心房細動だったかを「負荷(%)」として推定してくれます。

従来の「不規則な心拍の通知」が「心房細動かもしれない」という発見を目的としていたのに対し、「心房細動履歴」は「心房細動と診断済みの人が、自分の状態をより詳しく把握する」ために設計されています。また、飲酒や運動などの生活習慣と心房細動の関連性も表示されるため、医師との情報共有にも役立つと評価されています(出典:Appleサポート日本、2025年9月更新)。

この機能の登場によって、それまで「ECGが使えるかどうか」だけが注目されていたApple Watchの心房細動ケアに、まったく新しい選択肢が加わったのです。

ECG・通知・履歴、それぞれの対応機種を完全比較

では本題です。それぞれの機能がどのApple Watchで使えるのか、一覧で確認していきましょう。

心電図アプリ(ECG)の対応機種

  • Apple Watch Series 4以降(SEシリーズを除く)
  • Apple Watch Ultra / Ultra 2

ECGアプリは、Digital Crownと裏面の電極を使って30秒間の能動的な計測を行う機能です。気になったときに自分から計測し、「心房細動」「洞調律」「判定不能」などの結果をその場で確認できます。

対象は22歳以上で、心房細動の診断有無は問いません(出典:Appleサポート日本、2025年9月更新)。気軽に使える反面、あくまで「その場のスナップショット」であることを理解しておく必要があります。

不規則な心拍の通知の対応機種

  • Apple Watch Series 3以降(全モデル)

こちらは光学式心拍センサーがバックグラウンドで定期的に心拍リズムをチェックし、心房細動の兆候を検知した場合に通知で知らせてくれる機能です。

対象は22歳以上かつ、心房細動と診断されていない方です(出典:Appleサポート日本、2025年9月更新)。つまり、まだ心房細動とわかっていない人が「もしかしたら?」と気づくためのスクリーニング的な役割を持っています。

心房細動履歴(AFib History)の対応機種

  • Apple Watch Series 6以降
  • Apple Watch Ultra / Ultra 2
  • Apple Watch SE(第2世代)

ここが重要なポイントです。ECG機能には非対応のSE(第2世代)でも、心房細動履歴は使えるんです(出典:Appleサポート日本、2025年9月更新)。

ただし、対象は医師による心房細動の診断を受けた22歳以上に限定されます。また、週5日・1日12時間以上の装着がデータ精度の条件となるため、普段から頻繁に装着する習慣が必要です。


これらの情報をひとつの表にまとめました。どの機能がどのモデルで使えるか、一目で比較できます。

機能名対応Apple Watchモデル対象ユーザー目的
心電図アプリ(ECG)Series 4以降(SE除く)/Ultra全モデル22歳以上(診断有無問わず)その場の心拍リズムを確認
不規則な心拍の通知Series 3以降22歳以上・心房細動未診断心房細動の兆候を早期発見
心房細動履歴(AFib History)Series 6以降/Ultra全モデル/SE(第2世代)医師による診断済みの22歳以上診断済み患者の経過管理

※ すべての機能はwatchOSとiOSの最新バージョンが必要です。

ここが盲点。「心房細動履歴」と「不規則な心拍の通知」は同時に使えない

多くのユーザーが驚くポイントがここにあります。

「心房細動履歴」を設定すると、「不規則な心拍の通知」は自動的にオフになります(出典:Appleサポート英語版、2025年9月)。

なぜなら、この2つの機能はそもそも対象ユーザーが異なるからです。心房細動と診断済みの人は「不規則な心拍の通知」を使うべきではないという設計になっています。すでに心房細動だとわかっている人に「心房細動の兆候があります」と通知が来ても混乱を招くだけですからね。

Appleの公式サポートページにも、「心房細動履歴を有効にすると、不規則な心拍の通知は自動的にオフになります」と明記されています(出典:Appleサポート日本、2025年9月更新)。

この仕組みを知らずに「通知が来なくなった。故障かな?」と不安になるユーザーが実際に少なくありません。この記事を読んでいるあなたは、もうその心配は無用です。

ユーザーの声から見る、購入前に知っておくべき3つのポイント

SNSやQ&Aサイトを調べてみると、Apple Watchの心房細動機能に対する「思ってたのと違った」という声がいくつか見受けられました(X・Yahoo!知恵袋・Appleコミュニティなど、2026年4月時点の調査より)。

その1:「SEを買ったらECGが使えなかった」

SEユーザーからの最も多い不満です。「心房細動に使えると思って買ったのにECGアプリがない」という声が複数確認されています。

でも、ここで諦めるのはまだ早い。SE(第2世代)なら「心房細動履歴」が使えます。もしあなたがすでに医師から心房細動の診断を受けているなら、ECGではなく心房細動履歴をメインに使う選択肢が十分にあるんです。

その2:「心房細動履歴を設定したら通知が消えた」

「不規則な心拍の通知が来なくなった。何か設定を間違えたのか?」——これも複数のユーザーが経験している混乱です。

先ほど説明した通り、これは仕様です。故障でも設定ミスでもありません。「心房細動履歴」と「不規則な心拍の通知」が排他的であることを、購入前に知っておけば不安にならずに済みます。

その3:「毎日12時間の装着が思ったより大変」

心房細動履歴は週5日・1日12時間以上の装着が必要です。お風呂や充電のタイミングを考えると、ほぼ終日装着している前提の条件です。これを「思ったよりハードルが高い」と感じるユーザーもいるようです。購入前に自分の装着習慣を思い返してみてください。

あなたはどのタイプ?自分に合ったApple Watchの選び方

ここまでの内容を踏まえて、あなたの状況に合わせたApple Watchの選び方を整理してみましょう。

ケースA:心房細動と診断されたことがない人

あなたは「不規則な心拍の通知」の対象です。この機能はSeries 3以降の全モデルで使えるので、機種選びの自由度が高いのが特徴です。

ただし、ECG機能も使いたいのであれば、SEシリーズ以外(Series 10やUltraなど)を選ぶ必要があります。

ケースB:心房細動と診断済みで、経過管理を重視したい人

あなたは「心房細動履歴(AFib History)」の対象です。驚くべきことに、SE(第2世代)でもこの機能は使えます。ECGは使えなくても、心房細動履歴という診断済みユーザーにより適した機能が利用可能です。

ケースC:心房細動と診断済みだが、不規則な心拍の通知も残しておきたい人

残念ながらそれはできません。両方は同時に使えません。心房細動履歴を優先するか、通知を優先するか——どちらがあなたの目的に合うかで判断する必要があります。

編集部おすすめモデル

ここまで読んでいただき、「じゃあ結局どれを買えばいいの?」という方に向けて、編集部のおすすめモデルを紹介します。

Apple Watch Series 10

おすすめポイント:ECG・不規則な心拍通知・心房細動履歴の全機能に対応。心房細動関連の機能をフルで使いたい方には、現行モデルの中で最もバランスが良い選択肢です。

Apple Watch SE(第2世代)

おすすめポイント:心房細動と診断済みで、ECG機能よりも「心房細動履歴」での経過管理を重視したい方に最適。エントリーモデルながら、診断済みユーザーに価値のある機能を押さえています。

Apple Watch Ultra 2

おすすめポイント:アウトドアやスポーツを日常的に楽しむ方で、かつ心房細動関連機能をすべて使いたい方に。耐久性とバッテリーの強さが魅力です。

Apple Watchで心房細動をどう管理するか。まずは「自分の状況」と「機能の違い」を整理しよう

いかがでしたか? Apple Watchの心房細動機能は、一口に「対応機種」と言っても、3つの異なる機能がそれぞれ異なる条件で使えるようになっています。

整理しておさらいしましょう。

  • 心電図アプリ(ECG) は、SE以外のSeries 4以降のモデルとUltraシリーズで使える「その場の判定」機能。
  • 不規則な心拍の通知 は、心房細動未診断の方が対象で、Series 3以降のほぼ全モデルで使える「発見」機能。
  • 心房細動履歴(AFib History) は、診断済みの方が対象で、Series 6以降・Ultra・SE第2世代で使える「経過管理」機能。

そして何より、「心房細動履歴」と「不規則な心拍の通知」は同時に使えない——この点は、購入後のトラブルを防ぐために絶対に覚えておいてください。

あなたがどの機能を必要としているのか。まずはそこを明確にしてから、対応するApple Watchを選ぶようにしましょう。そうすれば「思ってたのと違った」というギャップに悩まされることはきっとなくなります。

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