Apple Watchを毎日つけていると、「睡眠中の呼吸数って本当に測れるの?」と気になったことはありませんか。
結論から言うと、Apple Watchでは睡眠中の呼吸数(呼吸頻度)を測定できます。
ただし、いくつか条件や注意点もあります。
この記事では、Apple Watchの呼吸数測定機能の仕組みや設定方法、注意点までをわかりやすく解説します。
Apple Watchの呼吸数測定機能とは
Apple Watchには「生命体征(Vitals)」というアプリが標準で搭載されています。
ここでは、睡眠中の呼吸数(呼吸頻度)をはじめ、心拍数や手首の温度、血中酸素、睡眠時間といった複数のバイタルサインをまとめて確認できます。
測定は就寝中に自動で行われるので、特別にボタンを押したり、操作をしたりする必要はありません。
対応機種と必要なOS
この機能を使うには、以下の条件を満たしている必要があります。
- Apple Watch Series 3以降
- watchOS 8以降がインストールされていること
最新モデルはもちろん、比較的古いモデルでも対応しているので、手持ちのApple Watchが使えるかどうか確認してみてください。
測定結果を確認する場所
測定された呼吸数は、以下の2つの場所で確認できます。
- iPhoneの「ヘルスケア」アプリ
- Apple Watchの「生命体征」アプリ
どちらからでも、過去のデータを振り返ることができます。
呼吸数測定の仕組み
Apple Watchは、内蔵されているセンサーを使って睡眠中の呼吸の動きを検知します。
就寝中に手首に装着しているだけで、あなたの呼吸パターンを記録し、1分間あたりの呼吸数(BrPM:Breathes per Minute)として表示してくれる仕組みです。
ただし、正しく測定するには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
個人の正常範囲がわかるまで7晩かかる
Apple Watchの「生命体征」アプリでは、個人の正常な範囲を確立するために、7晩分の睡眠データを必要とします。
つまり、最初の1〜2日で「自分の呼吸数はこれが正常だ」と判断するのではなく、1週間ほど継続して測定することで、あなたにとっての基準値ができあがります。
すぐに結果を求めすぎず、しばらく様子を見ながら使うのがおすすめです。
測定に必要な設定
呼吸数を正しく測定するには、「睡眠」集中モードが有効になっている必要があります。
睡眠集中モードの設定方法
- iPhoneの「ヘルスケア」アプリを開く
- 画面下の「ブラウズ」をタップ
- 「睡眠」を選択
- 「スケジュール」を設定し、「睡眠」集中モードをオンにする
この設定をしておくと、就寝時間になると自動的に睡眠モードになり、測定が始まります。
睡眠集中モードがオフのままでは、呼吸数が正しく記録されないので注意してください。
呼吸数の正常値はどれくらい?
健康な成人の安静時の呼吸数は、一般的に1分間あたり12〜20回とされています。
Apple Watchで表示される数値も、この範囲を目安にするとよいでしょう。
ただし、個人差があるため、大切なのは「1回の数値」よりも「長期的な変化」です。
いつもより明らかに数値が高い日が続いたり、低い日が続いたりする場合は、体調の変化を示している可能性があります。
測定値を見るときの注意点
ここからは、Apple Watchの呼吸数測定機能を使ううえで、ぜひ知っておいてほしい注意点をまとめます。
医療機器ではない
Apple Watchはあくまで健康管理をサポートするツールです。
医療機器として認められているわけではないので、呼吸数の数値だけで病気を診断したり、治療の判断をしたりすることはできません。
気になる変化があった場合は、必ず医療機関に相談するようにしてください。
測定精度には限界がある
学術研究の報告では、コンシューマーグレードのウェアラブルデバイスによる呼吸数測定は、臨床的なコンテクストを考慮して慎重に解釈すべきとされています。
つまり、Apple Watchの呼吸数は「参考値」として捉え、健康状態を把握するひとつの手がかりとして活用するのが適切です。
医療用の呼吸数測定器とまったく同じ精度を期待するのは避けましょう。
米国購入モデルでは一部機能に制限あり
2024年1月18日以降に米国で購入された一部のApple Watchモデル(部品番号がLW/Aで終わるもの)では、血中酸素ウェルネス機能が利用できない制限があります。
呼吸数測定自体は引き続き利用できますが、血中酸素のデータが表示されない点は覚えておいてください。
この制限は米国購入モデルに限られるため、日本で購入した場合は基本的に問題ありません。
よくある質問
呼吸数測定には特別なアプリが必要ですか?
いいえ、標準の「生命体征」アプリで確認できます。
サードパーティ製の睡眠アプリを使う必要はありません。
就寝中ずっと装着していないとダメですか?
測定にはApple Watchを装着した状態で眠る必要があります。
外してしまうと、その晩のデータは記録されません。
数値が急に変わったのですが、病気ですか?
数値の変化にはさまざまな要因が考えられます。
体調やストレス、睡眠環境の変化などでも呼吸数は変動します。
ただし、気になる変化が続く場合は、自己判断せずに医療機関に相談することをおすすめします。
まとめ
Apple Watchでは、睡眠中の呼吸数を手軽に測定できます。
設定は「睡眠」集中モードをオンにするだけで、あとは自動で記録してくれるのが嬉しいポイントです。
ただし、医療機器ではないことや、測定精度には限界があることを理解したうえで、健康管理の参考として活用するのがよいでしょう。
気になる数値の変化があったときは、この記事の注意点を思い出しながら、適切な判断をするようにしてください。
あなたのApple Watchライフが、より豊かで安心できるものになりますように。

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