Apple Watchを使っていて、ふと裏側を見たら赤い光がチカチカと光っていた…。そんな経験はありませんか?
「故障かな?」「何か異常が起きているの?」と不安になった方もいるかもしれません。結論から言うと、Apple Watchの裏面から赤い光が出るのは正常な動作です。今回は、その赤い光が何を意味しているのか、緑色の光との違いは何か、そしてもし光が気になる場合の対処法まで、わかりやすく解説していきます。
Apple Watchの裏が赤く光るのはなぜ?
Apple Watchの裏面にあるセンサー部分から赤い光が出ている場合、それは血中酸素濃度(SpO₂)を測定しているサインです。
Apple Watchの血中酸素ウェルネスアプリは、赤色LEDと赤外線LEDを使って、血液中の酸素飽和度を推定しています。赤い光が点灯しているときは、まさにこの測定が行われている最中なんです。
この機能は、Apple Watch Series 6以降のモデルに搭載されています。血中酸素濃度は、一般的な健康状態を把握するためのひとつの指標として活用されており、ほとんどの人で95〜100%の範囲に収まることが知られています。
赤い光と緑色の光の違いは?
Apple Watchの裏面には、実は複数の色の光が使われています。よく見ると、赤い光だけでなく、緑色の光も光っていることに気づくかもしれません。
緑色の光は心拍数の測定に使われます。
Apple Watchの心拍数センサー(光学式心拍センサー)は、光電式容積脈波記録法(PPG)という技術を用いています。血液は緑色の光を吸収しやすく、赤色の光を反射しやすいという性質があるため、緑色のLEDを高速で点滅させることで、心臓の拍動に合わせた血液の流れの変化を検出しているんです。
一方、赤色(および赤外線)の光は血中酸素濃度の測定に使われます。
血液中の酸素を多く含むヘモグロビンと、酸素を含まないヘモグロビンでは、赤色光と赤外線の吸収率が異なります。その差を利用して、血中酸素濃度を推定しているという仕組みです。
| 光の色 | 主な測定項目 |
|---|---|
| 緑色 | 心拍数 |
| 赤色 / 赤外線 | 血中酸素濃度(SpO₂) |
このように、光の色によって測定している内容がまったく異なるんですね。
赤い光はいつ点灯するの?
赤い光は、以下のようなタイミングで点灯します。
- 血中酸素ウェルネスアプリを手動で開いて測定したとき
- バックグラウンド測定がオンになっていて、定期的に自動測定が行われるとき
特に、バックグラウンド測定が有効になっていると、日中の活動中や睡眠中など、Apple Watchが装着されている間に不定期に測定が行われます。そのため、夜間に暗い部屋で赤い光が目立って「気になる」と感じる方もいるようです。
赤い光が気になる場合の対処法
赤い光がどうしても気になるという方は、設定からバックグラウンド測定をオフにすることができます。ただし、この設定をオフにすると、自動での血中酸素測定が行われなくなります。
設定手順の例(基本的な流れ)
- iPhoneで「Watch」アプリを開く
- 「ヘルスケア」>「血中酸素ウェルネス」と進む
- 「バックグラウンド測定」をオフにする
なお、この設定はあくまで自動測定を停止するものであり、アプリを手動で開いて測定するときには、引き続き赤い光が点灯します。
また、心拍数センサー自体をオフにすることも可能ですが、その場合は緑色の光も含めてすべての心拍数関連の機能が使えなくなります。ワークアウト中の心拍数計測や、安静時心拍数の記録なども停止する点に注意してください。
赤い光は故障や異常のサイン?
ここまで説明してきた通り、赤い光はApple Watchの正常な機能の一部です。故障やエラーを示すものではありません。
ただし、Apple Watchの画面に表示される赤い丸いアイコンや赤い感嘆符(!)は、別の意味を持ちます。これらはペアリングの解除やシステム上のエラー、通知のアイコンなどに関連するものです。裏面の赤い光とはまったくの別物なので、混同しないように気をつけましょう。
血中酸素測定に関する注意点
Apple Watchの血中酸素ウェルネスアプリは、医療目的ではありません。あくまで一般的なフィットネスやウェルネスのための参考情報として提供されています。
また、以下のような場合には正確に測定できないことがあります。
- 18歳未満の方
- 手首にタトゥーがある方(インクの影響で光が正しく透過しない場合があります)
- 測定中に手首や体を動かしている場合
- 肌の状態や血流によっては測定値が変動する場合があります
そのため、数値が気になる場合でも、単独の結果に過剰に反応せず、あくまで体調管理のひとつの目安として捉えることが大切です。もし健康に関する不安がある場合は、必ず医療機関を受診し、専門家のアドバイスを受けるようにしてください。
Apple Watchのセンサー技術についてもっと知りたい
Apple Watchの裏面には、これらの光センサー以外にも、心電図(ECG)アプリ用の電極や、体温センサーなども搭載されています。健康管理に関心がある方は、これらの機能についても公式情報をチェックしてみるとよいでしょう。
特に、Apple Watch Series 9やApple Watch Ultra 2などの最新モデルでは、さらに高度な健康・フィットネス機能が充実しています。日常的な健康管理をより手軽に始めたい方には、血中酸素センサー搭載のApple Watchがひとつの選択肢になるでしょう。
まとめ:Apple Watchの赤い光は健康管理のための大切なサイン
Apple Watchの裏面が赤く光るのは、血中酸素濃度を測定している正常な動作です。故障や異常ではないので、安心してください。
- 赤い光 → 血中酸素濃度を測定
- 緑色の光 → 心拍数を測定
それぞれの光には異なる役割があり、Apple Watchはこれらのセンサーを駆使して、ユーザーの健康状態をサポートしてくれています。
もし赤い光が気になる場合は、バックグラウンド測定をオフにするなどの対処も可能です。ただし、その場合は自動測定機能が停止することを理解したうえで、自分の使い方に合わせて設定を調整しましょう。
健康管理に役立つ機能だからこそ、正しく理解して、上手に活用していきたいですね。

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